2019/10/02

元道民、新幹線での帰省を考える。

朝5時過ぎの東京都杉並区,荻窪駅からおはようございます.くっそ眠いです.

はてさて,一体なんでこんなことになっているのか.話は今年の5月に遡る.

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4月から新社会人として働き出したわけだけど,弊社は本当に10連休なのか?を微妙に疑っているうちにチケット争奪戦に出遅れた.

まあ,長期連休といってもホテルで連泊しまくるほどのお金はないしせいぜい実家に帰るくらいしかできないけど,出遅れすぎて羽田-千歳の飛行機のチケットがほぼ消滅してから計画を立て始めた.アホすぎる.

いっそ自宅でのんびりするという手もあった.……が,今さら10日も連続で何もしない日があるとどう考えても持て余すので,GWにも関わらず地味に空席があった新幹線を使い,陸路で帰省を強行したのでその感想.

所要時間長すぎ問題

東京-札幌間,新幹線での所要時間は約9時間.9時間だ.

この時点でうわあ...っていう感じだけど,実感はより強烈だった.

まず,八戸あたりで「疲れたな,飽きたな」となる.ところがどっこい,まだ半分も来てない.そう,東北が広すぎる.

そこから耐えて耐えて,チンタラと青函トンネルを抜けてようやく北海道へ.苦しみの果てに辿り着く新函館北斗. そしてそこから札幌まで3時間半.殺す気か.

青春18きっぷで鈍行の旅をしていたおかげで,列車内で何もせずぼけーっとし続けるスキルがあったから良かったようなものの,そういう経験がない人がやると普通にグロッキーだと思う.

北海道新幹線・道内特急,電源不遇すぎ問題

新幹線の電源

東京から新函館北斗まで4時間近く.特に往路は朝ごはんも食べてコーヒーも飲んで,途中トイレに行くだろうということで通路側の席を取った.

これが誤りで,なんと窓際にしかコンセントがない!

確か北陸新幹線は前席の足元にコンセントがついていたと思うのだが,今回乗った車両で通路側で目の前にコンセントがあるのは車両最前方だけ.

3列側の通路席に座っていたけど,幸いにも八戸で中央・窓側の2人が下車しその後誰も乗ってこなかったので窓側のコンセントを使うことができた.

ちなみにこれは車両によるらしく,導入が遅くなったJR北海道所有のH5系と,JR東日本のE5系のうちやはり導入が最近のものは全席に電源があるそうな.でも多分,H5系はともかくE5系のほうは運用が共通なので電源あるなしはギャンブル.

通路側だろうが間違いなく電源を使えるのが進行方向最前列で,眼の前にコンセントがある.

新青森を出ても隣の席が空き席だったので,最後列ならこういう裏技もあるけどあまり行儀は良くないかな…….誰にも迷惑はかけてないけども.

道内在来線の電源

新函館北斗からの特急は普通車にコンセントがない.

3時間半だぞ.21世紀に3時間半も走り続けてコンセントなしとか許されないだろ,これ.

ちなみに往路の北斗は進行方向最前列席だった.新幹線だとこの席は机が大きいのだが,在来線・北斗は逆に机が小さいのなんのって……

おかげで駅弁は窓際に置く羽目になった.新函館北斗で買ったかに寿司とかいう駅弁,買ったときは「なんだこれ細長いな」と思ったけど,結果的に良い細さだった.

消えゆく車内販売

優等列車での旅の醍醐味は車内販売.ついつい無駄にトッポとコーヒーとかを買ってしまうのが良いのだ.

ところが今回は往路の東北・北海道新幹線が臨時列車のため車内販売の設定なし.これはまあ良い.臨時列車だし仕方ない.

問題は新函館北斗から先.3月で車内販売が完全に終了.臨時列車だから,とかではない.完全に終了.

さらに悪いことに新函館北斗駅の在来線側の売店と自販機の品揃えがショボすぎる.自販機とかその辺の自販機にある普通のキャップ付き微糖缶コーヒーがない.

キャップなしでいいじゃんと言うなかれ,新函館北斗から先は在来線.線形が悪くて車両が左に右に揺られるのでキャップがないと間違いなくこぼす.

まあ,車内販売は北海道に限らず縮小傾向だと言うので多分儲かりにくい業態になってしまったんだろうけども.それは駅ナカの商業施設の拡充ありきだったはずで,せめてキオスクの充実とセットにしてくれれば良かったんだけど...

料金は意外と気にならない

北海道新幹線の料金は高いとよく言われる.実際,高い.

ただ今回は気にならなかった.チケット争奪戦に乗り遅れたので飛行機のチケットがLCCですら高いものしか残っておらず,新幹線のほうが安かったからだ.価格の変動が激しい航空機に対し,価格が良くも悪くも安定しているのは新幹線の強みで,高い飛行機なら定価の新幹線のほうが安い,ということはあるかもしれないので要チェック.

更に今回は往復割引くらいしかかけていないけど,早めにチケットを取れるなら「えきねっと」の割引切符を買うと結構安上がりになる可能性が出てくる.

東京→札幌の片道は指定席特急券もコミで27,280円.往復なら割引が効いて乗車券が1割引になり51,700円.

一方,えきねっとの割引きっぷ,「えきねっとトクだ値」を使うと東京~新函館北斗が割引率の高い「お先にトクだ値」の場合17,160円.新函館北斗~札幌が割引率が高いとき(30%)のトクだ値30なら6,170円.合計で23,330円になるので結構値ごろ感はあるかな.ここまで来ると,特に繁忙期は飛行機との価格競争力はそこそこある.

「えきねっとトクだ値」の落とし穴は,そもそも割引率が高い方の設定がある列車が限られていることと.そして特に北海道側で札幌から先に乗り継ぐ場合,乗車券のkm単価が逓減するので距離によっては通しで普通の乗車券を買ったほうが安上がりになることがあり得る.

ちなみに東北・北海道新幹線は,モバイルSuica持ちなら「えきねっとトクだ値」より更にちょっとだけ安い「モバトク」がある.

北海道新幹線に限らず,えきねっとトクだ値は結構オトクな設定が転がっているので今後は積極的に使っていければ,と.

おわりに

ブルートレイン消しとばして作った新幹線,このザマかー

...が正直な感想かな.

新幹線がブルトレに比べて良いところは,当然速いところなのだが現状速さを実感できるレベルにない.

ボトルネックになっている青函トンネルでの運用を工夫して東京-新函館北斗の4時間切りを実現するだとかしたとかではしゃいでるみたいだけど,正直焼け石に水かな,と...

新函館北斗からの在来線の3時間半が結構つらいので,札幌延伸でどれくらい所要時間が縮むかという問題はあるけど,どうあがいても飛行機の方が楽な未来は変えられそうにないし.

対函館輸送という意味でも,新函館北斗から函館までのはこだてライナーのキャパが足りず結構混雑してるみたいだし,これまた飛行機の方が楽では?となってしまいそう.

延伸がとりあえず決まってはいる北海道新幹線の明日はどっちだ.

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