2019/10/27

約5年間働いた「駅員バイト」の話

世間では退職エントリなるものを書くのが流行っているらしいが,長いこと続けてきた駅員のアルバイトって意外とレアな経験だと思うし,その話をしたいと思う.とは言ってもこのご時世,守秘義務やら何やらが厳しいので個別具体の話というよりは「駅員バイト総論」的な感じでいきたいと思う.

Sponsored Link

そもそも駅員にアルバイトがいるんだ,という話

「実は駅で駅員のバイトやってまして……」みたいな話をすると「え!?駅員ってアルバイトいるんだ?」という反応がほぼ間違いなく返ってくる.

コンビニにアルバイトがいるのは当たり前,飲食店にアルバイトがいるのが当たり前,だが駅にアルバイトがいるのは当たり前とはならないのは何故か.理由はよくわからないが,駅にアルバイトがいることはあまり知られていない.

実は年配の方のほうがその存在をよく知っていて,彼らが現役時代はラッシュアワーの混雑が今よりも酷く,毎朝ホームに「押し屋」がたくさん立っていた(今もいるけど昔よりは少ない)からだと思われる.

駅員バイトは何をするのか

「え?駅員ってアルバイトいるんだ?」に次ぐ質問は「具体的に何やってるの?」であることが多い.

これは会社によってだいぶ異なるのだが,他社で働く知人から聞いた話も併せて考えるとおおよそ以下のような仕事がある.

ホームでの整理業務

いわゆる「押し屋」もこれに含まれる.朝のラッシュアワーにホームに立ち,主にドアからはみ出したお客様,及び明らかに閉まりかけの電車に無理やり乗り込んで挟まったバカを押し込む仕事である.

接客業とは基本的に丁寧な接遇が求められるが,どういうわけか「押し屋」は多少の雑さが認められており(あの状況でクソ丁寧にやっていたらいつまでも発車できないし),「はい押しますよ〜^^」という感じでグイグイ押し込むので良いストレス解消になる.

「押し屋」のコツだが,ポイントは「押す」ではなく「ドアをこじ開ける」ところにある.両手で体重をかけてドアを無理やりこじ開け,少し隙間を作った上で挟まった人やモノを無理やり押すのがコツだ.

会社によっては「押し屋」だけでなく,旗を振ったりしてドア閉の合図を出したりする仕事を任されるところもある.

一般的に「駅員バイト」といって最も想像しやすい仕事はこれなんじゃないかな.

改札口業務

多くの駅で改札口の横に窓口があり,駅員がポツネンと立っているだろう.アレもバイトがやる会社が存在する.

改札口の窓口業務の内容は多岐に渡り,「○○に行くのはどの電車か」「××に行くには何口から出れば良いか」といった問い合わせから始まり,切符の発売や精算,ICカードの処理や払い戻しなんかもしたりする.「いま行った列車に荷物を忘れた!」という申告を受けて先の駅に回収依頼を出すこともしばしば.

大きな会社,大きな駅では別途専用の窓口があったりするが,中規模以下の駅では唯一の「窓口」であるため,何でも屋になりがちな仕事である.

普通に何の異常もなく電車に乗るだけでは気が付かない様々な規則,例外,特殊な処理があり,覚えるのがかなり大変だが,一度覚えてしまえば決まったフローで処理すれば良いだけなので慣れてくると鼻をほじりながらでも処理できるようになる.

清掃

日中時間帯は清掃スタッフが巡回する駅も,朝晩は駅員が清掃しなければいけないところがある.昨今,テロ対策やら何やらでゴミ箱を設置しない駅が増え,結果としてポイ捨てが常習化しているのが現状.実際清掃する身から言わせてもらうと,清掃に手間をかけるくらいならゴミ箱設置したほうが早いんじゃ……という気はしなくもない.

あと,駅構内が禁煙なので駅の外にタバコをポイ捨てするやつがマジで多い.死ねばいいと思う.

券売機前案内業務

一部の駅で,券売機の前にフラフラしている駅員を見たことがあるかもしれない.アレだ.

多くの人が券売機をSuicaのチャージくらいにしか使わなくなっており意外と知られていないかもしれないが,最近の券売機の機能は多岐にわたっている.定期券の購入,指定券や特急券の購入,企画券の購入などだ.

多機能になったのは良いのだが,それと共にわかりにくさも増している.そこで券売機の前に案内要員が配置されているのである.

ちなみにJRの場合,みどりの窓口に長い列を作っている客の目的のほとんどは指定席券売機で遂行可能であるから,いい加減券売機の使い方を覚えていただきたいと切に願っている.そうでないと,例えば学割のように窓口でないと買えない切符を買うのに無駄に時間がかかるからだ.おい聞いてるか,「新横浜から大阪までの切符」とか言ってるそこのお前だよ.

泊まり勤務

泊まりのシフトがある会社・駅も存在している.

これは意外と知られていないことと最近わかったのだが,基本的に駅には誰かが宿泊している(一部の早朝夜間無人駅を除く).当たり前のことだが,駅は終電より後に閉鎖し,始発よりも前に開けなければならない.当然,終電の後や始発の前に通勤手段はない.故に泊まる.よって社員の勤務体系は24時間,朝から仮眠を挟んで翌朝まで,というのが基本.

多くの場合これは社員が行うのだが,一部ではアルバイトが宿泊するシフトも存在している.

駅員バイトをやってよかったこと

駅員バイトをやっていて良かったことで一番大きいのは話のネタになるということかと思う.

前述の通り,駅員バイトの存在はあまり知られていない.そして実際にコンビニやら塾講師やら家庭教師やらと比べると,駅員バイトを経験したことのある学生は少ない.「実は駅員バイトやってて〜……」というのは雑談の入りとしては最高.

そしてそれは就活の際にも結構効いてきた.エントリーシートには多くの場合アルバイト経験を書くところがあるのだが,学生が軒並み「塾講師」「コンビニ」「居酒屋」「カフェ」とか書いているところに「駅員」とだけ書くインパクトは大きい.

面接官がエントリーシートをふんふん言いながら眺めて「アルバイト,駅員……駅員!?」となったことは数知れない.特に大都市圏であれば日常的に鉄道を使っている人が多く,結構興味を引くようだ.

ちなみに面接中の「駅員バイトをしていて大変だったことは」という問いには「駅という場所柄,サービスを提供する相手は年齢,性別,国籍と多種多様.例えば年配の方には大きな声でゆっくりと,忙しそうなサラリーマンには簡潔に案内するなど,お客様に合った案内の仕方を考えるところに難しさと面白さがあった」と答えると非常に受けが良い.

駅員バイト経験者で就活中のお前らはこの回答使っていいぞ.内定もらったらお茶菓子を持って挨拶に来るように.

その他良かったことというと,近隣の路線に詳しくなったことだろうか.とは言っても最近は乗換案内のアプリがかなり成熟してきているので,そちらを使ったほうが早いことのほうが多い.

大変だったこと

クレームの嵐

業種柄,褒められるよりはクレームを受け付けることのほうが多かった.

鉄道はインフラということで,通常通り動いて当たり前と思われているフシがある.逆に言うと何かトラブルがあり異常があると,不満が噴出しやすいサービスとも言える.

自分のミスで迷惑をかけられて怒られるというのは良いのだが,やれ「さっき行った車掌の態度が横柄だった」とか言われても「知らんがな」というのが正直なところ.しかしまあ,組織で働くとはそういうもんだしなあと自分を納得させていた.よく後輩には「この仕事の給料の半分くらいは理不尽なこと言われてる代だ」と言っていた.実際,暇な駅だと突っ立っているだけの時間のほうが長いので,そういう給料構成でも妥当かなと思う.

何かミスがあった,異常があったからクレームが来るというのは仕方ないが,中にはイチャモンをつけたいがために意味不明なクレームを投げつけてくる客も結構いた.

後輩ではそれにショックを受けている奴もいたが,自分は性格が歪んでいるので
「こいつwwwwwwwwwいい歳こいて時給しょぼいアルバイトにブチギレて時間無駄にしてるンゴwwwwwwwwwww」
とか,
「ああこいつは人生が充実してないのでぼくに怒鳴るしか楽しみが見いだせないんやなあ,悲しいなあ.しょうがないので聞いてやっかwwwwwwwwwwwwwwwwwノブレス・オブリージュwwwwwwwwww」
のように,何故かクレームをつけられているくせに滅茶苦茶楽しんでいた.

仕事として割り切るなら意外とサービス業もいけちゃう性格らしい.

朝早い

朝のシフトはラッシュアワーが始まる前に勤務駅についている必要があるわけで,結構朝が早い.

職業柄,仕事の内容には適当な人も時間にだけは厳しかったりするので遅刻は許されない.幸いなことに5年いて遅刻は1度もしなかった.

おわりに

というわけで,なかなか貴重な経験ができたと思う.

駅員バイトに興味がある人は「○○(会社名) 駅員 バイト」で検索すれば会社の採用情報ページがヒットすると思う.JRは東京支社以外だと駅にあるポスターを探さなければいけない模様.

しかし大きな駅は広くてポスターがあるかないかわからないので,勇気があるならその辺の駅員をとっ捕まえて聞くのが早いと思う.

そんなわけで,駅員バイトやめましたという報告と,特に学生は駅員バイトやってみたらどうですか,というお話でした.

2019/10/25

福島駅でα7II+SEL24105Gの新幹線撮影を試した

福島の山奥の温泉に行った.温泉は好きだけど,温泉街という感じではないので被写体的にはちょっと微妙.ただ,せっかく福島まで行くので何か撮りたいな~と思って福島駅で降りたらいい感じの通過線があったので新幹線を撮る感じで.

Sponsored Link

停まってるやつ.まあこれはどんなカメラでも撮れる.

動き出し.これもまあいい.

出発して加速していくやつを流し撮りで.流し撮りでここまでピントが綺麗に合ったのはじめてかも.取り込んでから拡大して驚いた.

ノイズ覚悟でISOを上げて,置きピンでフォーカスロックして慎重にカメラを横に振っていく.流し撮りの基本がハマればここまで綺麗に決まるんだなあと再実感.

最後に高速で通過していくはやぶさ/こまちをAF-C+ロックオンAFで.これもISOを上げたのでノイズは出たけど,AFが驚くべき正確さで食いついていた.

東北新幹線,特に福島を通過するか内側線に入る列車が意外と少なくて枚数は稼げなかった.本数という意味では東海道新幹線で練習するのがいいと思うんだけど,車両のバリエーションという意味では東北のほうがおもしろい.

ただまあ,東北新幹線もE3,E5,E6に統一されていきそうなので大差ないか.

小さいサムネみたらネギに見えた.

2019/10/21

SONYα7, 9シリーズを非階層クラスタリングで分類したら改めてα7IIIの凄みが浮き彫りになった

scikit-learnを使ったミラーレスカメラのカテゴライズを試しているわけだけど,とりあえずSONYのフルサイズシリーズのデータを使って試している.

カテゴリーの数は決め打ちでn=4にした.というのも,普通に考えたら「無印α7シリーズ」「Rシリーズ」「Sシリーズ」「α9シリーズ」にわかれるはずと思ったから.

ところがどっこい,結果は↑のツイートに貼った通り.

カテゴリとしては,

  1. α7RIII/α7RIV
  2. α7SII
  3. α7III/α9/α9II
  4. α7II
となっていた.

Sponsored Link

α7III,無印シリーズのくせに機能が充実しすぎていると話題にはなっていたけど,こうしてクラスタリングで分類して「α7IIIはα7IIよりむしろα9に近い」と突きつけられると,すげえなα7IIIと思う.

登場から時間も経って値段もこなれてきたし,今カメラを始めるなら(SONYユーザとしては)間違いなくα7IIIはおすすめできる.というかこれがあったらしばらく本体のことで悩む必要はなさそう.もちろん,沼に入ると新機種が出てきただけで心が揺れるけど.

分類するためのコードやデータも暇つぶしがてらこつこつ進めていきたい.

2019/10/18

中野【Tokyo Night Walk Vol.14】

異世界感のあるガード下で。

Sponsored Link

【2019/08/31】

この日は土曜日.前日の金曜日が雨で家に直行したので夜景撮影を消化することができなかったので,土曜の買い物の帰りに中野へ.南口のレンガ通りが思っていたより夜景映えせず,北口側の繁華街に向かうところ,JRの線路下だけ街灯の色が違って異世界だった.

謎のタイムスリップ感.

ここは中望遠でぶち抜きたかったー……

そば

中野にこんな飲み屋街があったのかーという気持ち

めいど・いん・ぷろゔぃんす

土曜日も大盛りあがり.ターミナル駅というより住宅街に近い繁華街は休日も金曜日に劣らない活気があるのが特徴.

おわりに

ガード下の雰囲気が好きすぎてつらい.なんなんだろうあの雰囲気の良さは.街灯の色味だけでは説明できない何かがある,と思う.

北口側の繁華街も思っていたよりもずっと賑わっていたし,大井町程ではないけどディープな一角もあって気に入った.その点中野と比べると荻窪はおとなしい.

この日のレンズは久しぶりの55mm.最初からいつでも行ける中野をターゲットにしていただけあって,思い切って単焦点1本でもいいかと割り切れる.

街並みの様子をただ撮るだけなら55mmは実は使いにくかったりするけど,今回は注目したいターゲットが割とはっきりした構図が多かったので55mmがうまいことハマった.描写の綺麗さは言わずもがな.

2019/10/13

JR各社のチケットレス・インターネット予約サービス in 2019

ここ最近,JR各社,特に新幹線関係でチケットレスサービスやICカードの利用,それに関わるインターネット予約サービスが拡大を続けている.

拡大しすぎたせいで知識のアップデートが追いつかず,何か良くわからないことになりつつある.特に関東民の自分からすると,東海道新幹線以西でのそれらの情勢が全く理解できていない.

これまでは長距離の乗車券を買うなら学割を効かせたほうが楽なのでそれらを使う機会もなかったのだが,最早学割も使えない身分になってしまったのでここらで一度整理しておきたい.

Sponsored Link

JR東日本

近年,北陸新幹線や東海道・山陽・九州新幹線など,他社線への直通が多いこと,また三島会社(北・四・九)を中心に関係の深い本州3社へのシステム相乗りが多くなっているのも複雑化の原因の一つ.

ここでは「どこが主として運営しているシステムか」によって分類しつつ,カバーするエリアがどこまでなのかを確認したい.で,まずはJR東日本.

えきねっと

特徴:[インターネット予約][きっぷ発券]
エリア:JR東日本・JR北海道とJR西日本(山陽・北陸新幹線)・JR東海(東海道新幹線)・JR九州(九州新幹線)

王道のインターネット予約サービス.乗車前に切符を受け取る必要があり,チケットレスではない.受け取りはJR東日本管内とJR北海道管内,そしてJR西日本北陸エリア.JR北海道・西日本管内での受け取りの場合,JR東海など一部の他社線の切符を受け取れない制約がある.

えきねっとチケットレスサービス

特徴:[インターネット(スマホ)予約][チケットレス][メール保存]
エリア:中央線特急・常磐線特急・スワローあかぎ/あかぎ・NEX

厳密には「えきねっと」の範疇だけど,普通の予約サービスとは毛色が違うのがえきねっとチケットレスサービス.

インターネットで特急券を予約するが,切符を発券する必要がない.車掌に求められたときに予約確認のメールを見せれば良い.対象となる特急列車は基本的に東京圏起点のSuicaエリア内なので,乗車券もSuicaを使えば良く,他サービスと比べてもかなり身軽に利用できると言える.

モバイルSuica特急券

特徴:[インターネット(スマホ)予約] [チケットレス] [モバイルSuica]
エリア:東北・上越・北陸・秋田・山形・北海道の各新幹線

これは「えきねっと」ではなく「モバイルSuica」の付随サービス.こういう切り分けの下手くそさがJR東日本の良くないところ(これに限らずシステム系が乱立していた時期もあり,その統合もスマートでない).

スマホで予約してチケットレスなのは「えきねっとチケットレスサービス」と同様.違うのは予約したモバイルSuicaをタッチして入場することが必要である点(えきねっとチケットレスは特急券のみのため,乗車券は紙でも良い).

次に挙げる「新幹線IC乗車サービス」に吸収されて2019年度末廃止予定.

新幹線IC乗車サービス

特徴:[インターネット予約] [チケットレス] [Suica・Kitaca・ICOCA]
エリア:東北・上越・北陸・秋田・山形・北海道の各新幹線

モバイルSuica特急券を「えきねっと」に統合し,かつ後述のJR西日本提供「e5489」で予約できるようにした上で,事前登録のSuicaなどを使って利用できるようにしたもの.モバイルSuica特急券を拡張したうえでより一般的な予約システムに吸収した形で,2019年度末から提供予定.多分ダイヤ改正に合わせてくるんじゃないだろうか.

タッチでGo!新幹線

特徴:[初回,券売機にて利用開始登録][チケットレス][交通系IC/モバイルSuica]
エリア:東京~那須塩原(東北新幹線),~上毛高原(上越新幹線),~安中榛名(北陸新幹線)で自由席のみ

普通はSuicaじゃ新幹線に乗れないけど,特定エリアの自由席に限り事前登録したカードなら乗れるよ!というもの.あくまで普通のSuicaがベースにあるからかエリアもSuica関東エリアの端に合わせたものになってると思われる.

JR東海

ようやくJR東日本が終わってここからが東海.東海は割とシンプル.すき.

エクスプレス予約

特徴:[インターネット予約] [チケットレス(一部きっぷ商品有り)] [専用ICカード]
エリア:東海道・山陽新幹線

ビジネスマンに大人気.有料会員制だけど一定程度使う人ならすぐに元が取れるらしい.専用のICカードを使うチケットレスが基本.

スマートEX

特徴:[インターネット予約] [チケットレス] [交通系ICカード]
エリア:東海道・山陽新幹線

エクスプレス予約を無料にし,専用ICカードではなく事前登録の交通系ICカードで乗れるようにしたもの.

JR西日本

JR西日本が提供するシステムは1つだけ,なのだがその1つが複雑……

e5489

特徴:[インターネット予約][きっぷ発券][一部チケットレス(画面保存)]
エリア:JR西日本・JR四国・JR九州・JR東海(新幹線と一部在来線特急)・JR東日本(北陸・上越新幹線および東北新幹線~那須塩原,在来線もそれに近いエリアまで)

エリアが隣接する会社線で広範囲の購入が可能.ただし東海道新幹線の切符は東京圏で受け取れないとか,微妙な制約が多すぎて落とし穴が怖い.

JR九州

JR九州ネット予約

特徴:[インターネット予約][きっぷ発券
エリア:JR九州・JR西日本(山陽新幹線)

かつてJR北海道がそうであったように,健気に自社システムを守るJR九州.でも利便性的にe5489に食われそうな予感が……

おわりに

自分でまとめて概観してようやく全貌が見えてきた感じがする.

JR東日本はえきねっとに集約傾向があって良い.最近特急列車の全車指定席化が進んでいて,それに伴ってチケットレス化が容易になっていることも背景にありそう.今度東海道線の特急に中央線のお下がりが来るらしいので,東海道線もそれに合わせてチケットレスサービスが始まるんじゃないだろうか.

申込みができる列車・エリアで健闘しているのがJR西日本のe5489.北海道を除いた全てのJR旅客各社とエリアを接する西日本ならではか.ただしJR東海エリアの切符はJR東日本管内で受け取れない,それ以外も東日本管内での受け取りは東京都区内および北陸新幹線の各駅のみなど微妙な落とし穴があることに注意.

各所で言われていることだけど,微妙な縄張り主義が残っていて特に受け取り周りに制約があって使いにくい面があるのは何とかしてほしいなあ,と思う.極論,ネット予約できなくても駅の窓口に行けば他社線の乗車券・特急券も取れるわけで,じゃあそのシステム(マルス)をそのままネットに載せてくれよ……って感じ.

あと,JR東日本はやる気があるのはわかるけどシステム乱発しすぎなので統一してくれるとありがたく……

2019/10/10

多摩川花火の競演

【2019/10/05】

10月に入ってからも花火がある.多分,今年の見物としては最後の花火大会になるであろう,川崎・世田谷の多摩川花火大会.

10月の花火ということで,気温も落ち着いてくるしオーソドックスに河原のどこかで撮ろうかと思ったけど,どういうわけかこの日だけは最高気温32℃を超えて夏を思わせる陽気.

河原での場所取りになると日を遮るものもないのでこれはつらいなー……ってことで,先月の調布花火大会に続き打ち上げ花火を上から眺める方針に切り替えていく.

タイトルで全てと言えばそれまでだけども. Sponsored Link 花火撮影のバリエーションを増やしたい 花火の撮影経験も結構増えてきた. 2017年 北区花火会 2018年 横浜開港祭 横浜スパークリングトワイライト...

Sponsored Link

だいたいの方角のあたりはつけていたけど,2箇所の打ち上げをカバーできる構図,画角を探りつつ.これは世田谷側しか撮れていない.

どちらかというと世田谷側の花火のほうが大きいものが多くて,多摩川を挟んで近くで打ち上げているはずの川崎側の花火が遠近法的に遠くに見えてしまう.

打ち上げの軌跡が綺麗に見えるのが良い.

恒例の比較明合成てんこもり.

離れた展望フロアからの撮影は,打ち上げの音が聞こえないのでシャッターを押すタイミングが結構難しい.距離が離れているので小規模な花火が写るとモシャッっと光ってしまいわけがわからなくなる難しさもある.

それでも普段はなかなか見ない構図のほうが萌えるし,快適な屋内で花火を見下ろすのは癖になっちゃうなあ……

今回は70mmくらいで撮ると川崎・世田谷両方の花火をいい感じの構図で写し込むことができた.

2019/10/06

SEL24105Gと歩いた夏【3ヶ月使用レビュー】

夏のボーナス(言っても1年目なのでいわゆる寸志だけど)を消し飛ばしてSEL24105Gを買ってから3ヶ月が過ぎた.

SONYの夏のキャッシュバックキャンペーンがはじまって,他にも色々タイミングが重なり,SEL24105Gの購入に踏み切ったので,そのお話から. Sponsored Link SEL24105G,ついにキャッシュバック対象へ 毎シーズン恒例のαキ...

新しいレンズへの贔屓目を差っ引いても使い勝手の良いレンズでそれなりの枚数を撮ったので,撮った写真を眺めつつレンズについての感想をつらつらと.

Sponsored Link

広角24mmのパースペクティブ

このレンズの広角端24mmという画角にはそこまで広角という印象は持っていなかった.ただ長いこと標準域,せいぜい35mmくらいのレンズを使っていたこともあってか,105mmでの飛行機撮影を試した初日はむしろ24mm広角の印象が強く残っている.

換算24mmという画角はα6000時代のSELP1650以来になるけど,どういうわけか当時は換算24mmがここまで広いという印象は持っていなかった.当時とは撮り方が変わったからかもしれない.

↑の写真のように上を見上げるような構図にすると,24mmでもいい広角感を感じることができる.

そうか、自分は中望遠が好きなんだ。と気づく105mm

50mm一本で画角的に苦しんでいた時期が長かったからか「広角欲しい」を連呼していた記憶が強くて,てっきり自分は広角が好きなんだと思っていた.

ところがこのレンズを買ってからは望遠端105mmを多用している.この画角,ハマったときの破壊力が自分の中で高い.

広角は何でも撮れるけど,ただ漫然と撮っただけになりがち.中望遠はいいモノがないと何も撮れないけど,撮れるものがあるなら良い写真が撮れる,そんな印象.

中望遠105mmの,くっと何かに注目したときの視野感が好き.何かが連なる隙間から対象1つだけにフォーカスを合わせてぶち抜くのが好き.そうか,自分は中望遠が好きなんだ,って思う.

しかもマクロもできる

しかもこいつ,望遠端だと準マクロ的に使える.寄れるとは聞いていたけど,実際使ってみて思った以上に寄れたので笑いが止まらなかった.これを持ってSIGMA70mmマクロが役割を失い,ドナドナ.

ユーティリティ・レンズ

結局の所,このレンズのすごいところは広角もやれて,中望遠もやれて,ついでにマクロっぽくも使えるという汎用性の高さ.しかも,汎用性が高いくせに描写もすごいという抜け目のなさ.

何かを撮りに行くとき,常にロケハンしていくわけではない.とりあえず行ってみて,出たとこ勝負になることのほうが多い.とりあえずこのレンズさえ持っていれば,画角で後悔することはなくなる.

特に中望遠なんか顕著で,いくら中望遠が好きと言っても,「中望遠単焦点1本で旅行する」のはさすがにギャンブルがすぎる.その点,このレンズさえあればお気に入りの中望遠でハマる構図を探しつつ,普通に風景を広く撮りたければ24mmもイケる.抜け目がない.

今でも単焦点のほうが好きなのは変わっていないけど,とりあえずこのレンズさえあれば何でも撮れるんだから,あと1本単焦点は好みと気分にあわせて,っていうチョイスができるので,逆に単焦点も活きてくる.

その他、細々思うこと。

ピントリングが軽い

準マクロ的に使うときによく思う.ピントリング軽い.寄っている時はピントの追い込みがシビアなので,もう少し重いほうがいいな,と思っている.SEL55F18Zに付け替えたときのもっとネットリした感じの回りのほうが好み.

インナーズームじゃない

ぜいたく言うなって話ではあるけど.

神経質故にただでさえSONYの防滴性能を信用していないフシがあり,インナーズームじゃないからズーム機構のところに水滴入りやすそうで嫌だなあと思っている.

ただ,こんなことを言っていると雨の日の行動範囲が著しく狭まるのでいい加減にしないと,とは思ってる.

いい蒼

初日に城南島で飛行機撮って,空綺麗~ってなった.空綺麗すぎて飛行機に寄って撮るのがどうでも良くなって,結果24mmで撮ってみたらその広さに驚いて,最初に言った広角云々の話につながっていく.

AF/MF切り替えスイッチ・手ブレ補正スイッチがついてる

特に花火撮影のとき,MFに設定して手ブレ補正を切るけど,SONY機は本体の設定メニューの構造がいまいちイケていないので設定がめんどくさかった.このレンズならそれらのスイッチがレンズ側に付いているので,スイッチを動かして一瞬で設定が終わるし,戻すのも簡単なのが良いよね.

おわりに

そして秋になる.

いいレンズすぎて早くもこのレンズを引っさげて秋には何が撮れるかと楽しみにしてる.涼しくなる秋のほうが撮りに出かける回数自体は稼げそうだし,最近少なかった遠出もぼちぼち差し込んでいきたい.

2019/10/02

元道民、新幹線での帰省を考える。

朝5時過ぎの東京都杉並区,荻窪駅からおはようございます.くっそ眠いです.

はてさて,一体なんでこんなことになっているのか.話は今年の5月に遡る.

Sponsored Link

4月から新社会人として働き出したわけだけど,弊社は本当に10連休なのか?を微妙に疑っているうちにチケット争奪戦に出遅れた.

まあ,長期連休といってもホテルで連泊しまくるほどのお金はないしせいぜい実家に帰るくらいしかできないけど,出遅れすぎて羽田-千歳の飛行機のチケットがほぼ消滅してから計画を立て始めた.アホすぎる.

いっそ自宅でのんびりするという手もあった.……が,今さら10日も連続で何もしない日があるとどう考えても持て余すので,GWにも関わらず地味に空席があった新幹線を使い,陸路で帰省を強行したのでその感想.

所要時間長すぎ問題

東京-札幌間,新幹線での所要時間は約9時間.9時間だ.

この時点でうわあ...っていう感じだけど,実感はより強烈だった.

まず,八戸あたりで「疲れたな,飽きたな」となる.ところがどっこい,まだ半分も来てない.そう,東北が広すぎる.

そこから耐えて耐えて,チンタラと青函トンネルを抜けてようやく北海道へ.苦しみの果てに辿り着く新函館北斗. そしてそこから札幌まで3時間半.殺す気か.

青春18きっぷで鈍行の旅をしていたおかげで,列車内で何もせずぼけーっとし続けるスキルがあったから良かったようなものの,そういう経験がない人がやると普通にグロッキーだと思う.

北海道新幹線・道内特急,電源不遇すぎ問題

新幹線の電源

東京から新函館北斗まで4時間近く.特に往路は朝ごはんも食べてコーヒーも飲んで,途中トイレに行くだろうということで通路側の席を取った.

これが誤りで,なんと窓際にしかコンセントがない!

確か北陸新幹線は前席の足元にコンセントがついていたと思うのだが,今回乗った車両で通路側で目の前にコンセントがあるのは車両最前方だけ.

3列側の通路席に座っていたけど,幸いにも八戸で中央・窓側の2人が下車しその後誰も乗ってこなかったので窓側のコンセントを使うことができた.

ちなみにこれは車両によるらしく,導入が遅くなったJR北海道所有のH5系と,JR東日本のE5系のうちやはり導入が最近のものは全席に電源があるそうな.でも多分,H5系はともかくE5系のほうは運用が共通なので電源あるなしはギャンブル.

通路側だろうが間違いなく電源を使えるのが進行方向最前列で,眼の前にコンセントがある.

新青森を出ても隣の席が空き席だったので,最後列ならこういう裏技もあるけどあまり行儀は良くないかな…….誰にも迷惑はかけてないけども.

道内在来線の電源

新函館北斗からの特急は普通車にコンセントがない.

3時間半だぞ.21世紀に3時間半も走り続けてコンセントなしとか許されないだろ,これ.

ちなみに往路の北斗は進行方向最前列席だった.新幹線だとこの席は机が大きいのだが,在来線・北斗は逆に机が小さいのなんのって……

おかげで駅弁は窓際に置く羽目になった.新函館北斗で買ったかに寿司とかいう駅弁,買ったときは「なんだこれ細長いな」と思ったけど,結果的に良い細さだった.

消えゆく車内販売

優等列車での旅の醍醐味は車内販売.ついつい無駄にトッポとコーヒーとかを買ってしまうのが良いのだ.

ところが今回は往路の東北・北海道新幹線が臨時列車のため車内販売の設定なし.これはまあ良い.臨時列車だし仕方ない.

問題は新函館北斗から先.3月で車内販売が完全に終了.臨時列車だから,とかではない.完全に終了.

さらに悪いことに新函館北斗駅の在来線側の売店と自販機の品揃えがショボすぎる.自販機とかその辺の自販機にある普通のキャップ付き微糖缶コーヒーがない.

キャップなしでいいじゃんと言うなかれ,新函館北斗から先は在来線.線形が悪くて車両が左に右に揺られるのでキャップがないと間違いなくこぼす.

まあ,車内販売は北海道に限らず縮小傾向だと言うので多分儲かりにくい業態になってしまったんだろうけども.それは駅ナカの商業施設の拡充ありきだったはずで,せめてキオスクの充実とセットにしてくれれば良かったんだけど...

料金は意外と気にならない

北海道新幹線の料金は高いとよく言われる.実際,高い.

ただ今回は気にならなかった.チケット争奪戦に乗り遅れたので飛行機のチケットがLCCですら高いものしか残っておらず,新幹線のほうが安かったからだ.価格の変動が激しい航空機に対し,価格が良くも悪くも安定しているのは新幹線の強みで,高い飛行機なら定価の新幹線のほうが安い,ということはあるかもしれないので要チェック.

更に今回は往復割引くらいしかかけていないけど,早めにチケットを取れるなら「えきねっと」の割引切符を買うと結構安上がりになる可能性が出てくる.

東京→札幌の片道は指定席特急券もコミで27,280円.往復なら割引が効いて乗車券が1割引になり51,700円.

一方,えきねっとの割引きっぷ,「えきねっとトクだ値」を使うと東京~新函館北斗が割引率の高い「お先にトクだ値」の場合17,160円.新函館北斗~札幌が割引率が高いとき(30%)のトクだ値30なら6,170円.合計で23,330円になるので結構値ごろ感はあるかな.ここまで来ると,特に繁忙期は飛行機との価格競争力はそこそこある.

「えきねっとトクだ値」の落とし穴は,そもそも割引率が高い方の設定がある列車が限られていることと.そして特に北海道側で札幌から先に乗り継ぐ場合,乗車券のkm単価が逓減するので距離によっては通しで普通の乗車券を買ったほうが安上がりになることがあり得る.

ちなみに東北・北海道新幹線は,モバイルSuica持ちなら「えきねっとトクだ値」より更にちょっとだけ安い「モバトク」がある.

北海道新幹線に限らず,えきねっとトクだ値は結構オトクな設定が転がっているので今後は積極的に使っていければ,と.

おわりに

ブルートレイン消しとばして作った新幹線,このザマかー

...が正直な感想かな.

新幹線がブルトレに比べて良いところは,当然速いところなのだが現状速さを実感できるレベルにない.

ボトルネックになっている青函トンネルでの運用を工夫して東京-新函館北斗の4時間切りを実現するだとかしたとかではしゃいでるみたいだけど,正直焼け石に水かな,と...

新函館北斗からの在来線の3時間半が結構つらいので,札幌延伸でどれくらい所要時間が縮むかという問題はあるけど,どうあがいても飛行機の方が楽な未来は変えられそうにないし.

対函館輸送という意味でも,新函館北斗から函館までのはこだてライナーのキャパが足りず結構混雑してるみたいだし,これまた飛行機の方が楽では?となってしまいそう.

延伸がとりあえず決まってはいる北海道新幹線の明日はどっちだ.