最近,おっさんも女の子の匂いを放てるとかいうパワーワードのもと,DEOCOとかいうボディーソープが売れてると聞いた.
聞けば,加齢に伴って減少する甘い香りをもつオトナの女性向けのボディークレンズ……に男衆が「これで若い女の子になれる!」と目をつけた結果生じた地獄絵図らしい.
はっきり言ってね,これはおぞましいことだと思うよ.ほんとに.匂いを身にまとう前に若い女の子の気持ちを想像できんのか,と.
まあ,荻窪の西友で買ったんだけどね.
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一応言っておくと,別に若い女の子の匂いを身にまといたかったわけではない. ただ,バズった結果品薄にまで陥っている状況に興味を覚えた.お前,ほんとにそこまですごいのか?と気になった.言い換えれば,いわばマーケティング的観点であります.
そんなことを考えていたら土曜のセゾンカード民5%オフの日に西友で生活用品を買っていたらDEOCOが目についたので,1回くらい試してみようかと,こう思ったわけです.
ただ問題は,このボディソープ高い.普段ビオレとか使ってるのでそれと比べると単純に金額で比べると1本あたり2倍近くするような気がする.容量差を加味するともっとかもしれない.
こんなしょーもないふざけた動機でこの値段のボディーソープか……と思った,正直.だいたい普段からビオレ使ってビオレママになってるんだから実質女の子ではないか? そう思って棚に戻しかけたけど,まあ今日は5%オフだしいいか,と考えが変わったのでお買い上げしてきました.5%オフのたびこうして無駄なもの買ってる気がする.西友の策略にマンマとハマっているというわけだ.
あとついでにいうと,買ったのは詰替え用だ.「無駄なボトルの製造で自然が壊れるのを防ぐため」なんて高尚な目的のためではない.だいたい,DEOCO買ってるこんな人間には子孫が残らないので地球が滅びようとどうでもいいのだ.ただ詰替え用のほうが安かったし,以前セリアで買った空き容器があるからそれを使えばいいと思っただけだ.それだけだ.
家に帰って早速試してみた.いつもどおり身体こするアレ(名前知らない)につけてゴシゴシやっていく.ムムム……?
若き女子の匂いがするとかいうDEOCOを使っておっさんが甘酸っぱい青春のノスタルジーに浸ってるらしいですが,浸るノスタルジーがないぼくが使ったらNullPointerException吐いて死にそう
— レトレ (@retore) July 8, 2019
恐れていた事態になった.壊滅的な人生故女の子の匂いがどんなものか知らんので感動がない.当然呼び起こされる甘酸っぱい青春のノスタルジーもない.
一応,この手の匂いに対する認識が初期状態のまま匂いを嗅いだ結果,まあなんか甘い匂いがするな,みたいな.そんな感じ. そう考えてふと気づいた.逆に考えれば「これが女の子の匂い」という学びを得たのではないか,ということだ.匂いの学習に青春はいらない.そこにDEOCOがあれば.
加齢に抗って若き日の匂いを身にまといたいとか,おっさんだけど女の子になりたいとか,世の人々のなんと俗なことか.対してぼくは学んでるからね,DEOCOで.これほど尊いDEOCOの使い方をしたやつを僕たちはまだ知らない.そう思って,甘い匂いを嗅ぎながらこの記事を書いているわけです.
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