2019/02/24

Kindle Unlimitedを解約した

近年流行りのビジネスモデル,サブスクリプション.特にソフトウェア界隈で多く見られ,パッケージの買い切りでなく利用期間中継続的に月額料金を支払うモデルで,多くのソフトウェアやサービスがこのモデルに移行中.代表的な例だとカメラ界隈のLightrooom(Adobe CC),MicrosoftのOffice365,サービスではAmazonプライムやNetflixなど.

ご多分に漏れず自分もサブスクリプションの契約がジワジワと増えていて,現在契約中のサブスクリプションはAdobe CCとAmazonプライム.そして昨年末,キャンペーンで2ヶ月限定で99円で契約できたKindle Unlimitedと契約していたのだが,この度キャンペーン期間終了とともに解約することにした.

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サブスクリプションモデルはユーザーを利するのか

最近サブスクリプションモデルが持て囃されている面はあるけど,それがユーザーにとって良いものなのかという点についてはやや懐疑的でいる.

様々な企業がサブスクリプションモデルにスイッチしていくのは,それが彼らにとってメリットがあるからである.大きなメリットは,サブスクリプションを採用することでソフトウェア等の購買時だけでなく,利用時に継続的に課金することで収入が安定することにある.

逆側から見れば,ユーザーにとっては支出が固定費になるわけで,これは全く嬉しくない.Lightroomユーザーが「Adobe税」とか言いながら毎月AdobeにCC利用代金を支払っているけど,料金面で言えばLightroom買い切り時代のほうが幸せだったんじゃないか?

従って,企業サイドから見るビジネスモデルとしては非常に優秀だと思うが,消費者としてはサブスクリプションモデルのサービスを利用することに慎重になっている.Lightroomもそうだけど,一度ロックインしてしまうと永続的な出費が発生する可能性があり,毎月の支払いは大したことがなくても最終的な総支払額が想像以上に嵩むのが怖い.

所有と利用の狭間で

こうしたビジネスモデルの変化は,ソフトウェア・モノの所有からサービスの利用へのシフトとしても理解される.

従来型のモデルではソフトウェアを所有しているのに対し,サブスクリプションモデルでは毎月料金を支払うことでソフトウェアを利用しているに過ぎず,料金の支払いをやめれば利用することができない.

ソフトウェアについてはこの点に抵抗はないのだが,Kindle Unlimitedが扱う書籍になると話が変わってくる.

書籍は何らか資料的な価値を持つものがあり,「毎月は読まないけど将来的に読み返すので取っておく」ということがあり得るのだが,Kindle Unlimited収録の書籍の場合,このために毎月継続的に料金を支払う必要がある.これが非常にいただけないと感じた.

所有から利用へのシフトは確実に拡大しているけど,数は少ないながら所有することに価値があるモノというのはまだ存在しているように思う.

Kindle Unlimitedの価値

Kindle Unlimitedの価値は,そうした資料的価値のある書籍の保存ではなく,毎月対象の書籍を読み進めていくというスタイルにあると思う.

様々な雑誌が展開されているし,毎月すべての雑誌を買うと出費がかさむけど,Kindle Unlimitedであれば低出費で読むことができるし,処分にも困らない.わざわざ小説を買わずとも,Unlimited対象の小説を適当に選んで読めば読書の習慣にもなるだろう.

ただ,これが絶望的に自分と相性が悪い.

まず第一に雑誌だが,Unlimited対象の雑誌で読みたいと思うのが今のところデジタルカメラマガジンしかなく,しかもこの雑誌は特集記事が資料的な価値を持つ.他にいくつもの雑誌を読むのであれば話は別だけど,デジカメマガジンだけなら気になる特集号だけを個別に購入したほうが安上がり.

第二に小説についてだが,2ヶ月試してみたところ自分で読みたいと思って選んだ小説じゃないと読む気にならないということがわかった.「Unlimited対象だからとりあえずiPadに入れとくか」ではまず読まない.Unlimited対象の中に「おっこれは読みたい!」と思う本があればしっかり読むのだろうけど,それもあまりなかった.

結局Unlimitedの2ヶ月間で読んだのはデジタルカメラマガジンのバックナンバーと,飛行機の中の暇つぶし用に久しぶりに読みたいと思い全巻入れたハリー・ポッターシリーズくらいだった.

キャンペーン価格だから良かったものの,このためだけに通常料金を支払う気になるかというと……?

おわりに

毎月雑誌の購入が止まらず部屋を圧迫している!というタイプの人ならKindleUnlimitedもアリかなと思う.小説はラインナップが個人的には微妙に思えて何とも言えないが,好みの作品が多くラインナップされていればあるいは……という感じ.

それはそうと,しっかりデジタルカメラマガジンを読んだのは実は初めてなのだが,割りと役に立つ特集があって良かった.今後は定期的にチェックして気になる特集があったら買ってみるのも良いと思った.それがこのキャンペーンを利用しての収穫かな.

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