草だらけの線路に萌える,新しい朝.
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計画変更
当初予定では2日目は1日目のルートの逆をなぞるように,大分を経由し別府に向かい,その後大分空港に戻るつもりでいた.
別府では地獄めぐりをするつもりだったのだが,湯平から直行すると時間が余りそうなので,大分駅周辺で時間を潰そうと考えていた.しかし1日目にちょっと駅の前を見た感じ,観光的な意味で時間を潰せそうなスポットがあまりなさそう.旅館でも聞いてみたが「大分駅だと……駅ビルくらいしかないですねえ……」ということだったので,計画を変更することにした.
計画を変更するにあたり脳内に地図を描く.湯平の位置,別府の位置.別府は湯平からみて北東方向にあるが,大分を経由すると東へ大きく迂回することになる.かといって湯平から直接北東に向かう交通手段はない.
そうなると反対側,つまり北西側から別府に回り込むルートが浮かび上がってくる.ちょうどいい具合にその辺りには由布院がある.観光地・由布院であれば別府へ向かうバスがあるかもしれないと思い調べたところ,いい具合に由布院と別府を結ぶ路線バスを発見.
そういうわけで急遽予定を変更し,当初予定とは逆の由布院方面の列車を待っているわけである.
ちなみに,宿から駅まで送ってもらったときに同乗していた他の宿泊客は韓国からの観光客,駅には他の宿に泊まったと思われる中国人グループがいた.日本人でも湯平温泉を知っている人は多くないと思うのだが,外国にいながらそこまでの情報に行き着く彼らの情報探索能力はすごい.
ちょっとだけ由布院
さて,由布院である.駅前から見る由布岳が美しいということだったが,なるほど美しい.
問題は,これ以外に由布院の観光スポットを何一つ抑えていないということである.とりあえずバスターミナルに向かい時刻表を調べると,次の別府行きのバスまで40分ちょっと.
うろ覚えの知識で金鱗湖という湖が由布院の観光スポットの一つだったということを思い出し,湯の坪街道を歩いて金鱗湖まで行ってとんぼ返りすることにして早速出発.
バスターミナルから金鱗湖までは歩いて20分弱,往復で40分弱.次のバスまでは40分ちょっとだからあまり時間がない.いつもの早歩きから更にペースを高めて歩いていく.
湯の坪街道は雰囲気おしゃれで,観光客向けのお店が並んでいるのだが個人的には全く興味を惹かれなかったのでスルー.ひたすら金鱗湖を目指して歩いていく.昨日の温泉で毛穴が開いてるのかしらんがやたら汗をかく.
そうして金鱗湖に来てみたはいいが,ここのウリは朝霧がかかったときらしく,昼間見ても正直何も……
ということで撤収!
バスの車窓から
由布院から別府に向かうバスには2系統あり,一つは地獄めぐり方面を経由する観光快速,もう一つはそれらを経由せず別府駅に向かう普通の路線バス.
この後地獄めぐりをすることを考えれば観光快速が正解に思えるが,手元には邪魔なスーツケースがある.これをコインロッカーにぶち込みたいので,別府駅に先着する路線バスに乗ることにした.
このバス,大分県道11号は一部区間が「やまなみハイウェイ」とも呼ばれ,ドライブでも人気のコースらしい.バスからの車窓も素晴らしかった.
車両も普通の路線バスなので荷物を預けるスペースもなく,足でスーツケースを抑えながらなので撮影に難儀した.いつか原付二種の免許とってここを走ったら気持ちいいだろうなあと思った.
おわりに
由布院は急遽立ち寄ることにしたので下調べは全くしていなかったし,後の予定のことを考えるといたずらに時間を費やすこともできず,ろくに観光できなかったのは残念.
とは言っても金鱗湖のゴールデンタイムが朝なら由布院に泊まらない限り満足な観光はできないかな,とも思った.湯の坪街道のおしゃれ感は嫌いじゃないのだが,基本的に写真撮影に不向きなところにはなかなか興味が湧かない.そういう意味で由布院は個人的には箱根と同じようなポジション.
由布院といえば,小学生くらいのときにやっていたNHKの朝ドラの舞台になっていた.小学生が見るにはちょっとドロドロしすぎてたかな,あのドラマは.
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