α7IIというか,フルサイズEマウント(FEマウント)の問題として挙げられるのが,レンズが少ないという問題.
果たして本当か?
結論から言うと,FEレンズ群もだいぶ拡充されてきた!
ズームレンズのラインナップ

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焦点距離を見てみると,一応12mmから400mmまでカバーされている.
SEL1635ZとSEL1635G,SEL2470ZとSEL2470GMのように同一の焦点距離をカバーするレンズが複線的に展開されているものもある.どちらも後者のほうが高級.
超広角域もSEL1224Gの登場で新たな世界が開け,弱い弱いと言われてきた望遠域もSEL100400GMの登場でかなり伸びてきている.α7/9シリーズの展開も一段落し,ソニーがレンズに力を入れるフェーズに入っており,最近特にラインナップは充実してきている.
単焦点レンズのラインナップ
続いて単焦点レンズ.

単焦点のほうはサードパーティレンズもちらほら.AFできるものだけをピックアップしてある.
14mmから135mmまでの間にレンズが点在.ポピュラーな35mmや50mmといったあたりはいくつかのレンズがある.
強いて言うなら望遠域がちと弱いか?という感じだが,それでも割と満遍なくレンズが出ているような印象を受ける.
FEレンズが少ないと言われる理由
ズームレンズと単焦点にわけて見てきたが,満ち足りているかと言われるとそうでもないが,一応それなりに各焦点距離域がカバーされているように感じる.
それでもFEレンズが少ないと言われるのは何故か.考えられる理由は以下の2つ?
そもそも情報が古い
初のフルサイズミラーレスα7の登場は当時のカメラ界隈にかなりの衝撃を与えたらしく,多くのカメラオタがα7に手を出し,そして涙した.
レンズが少ない,と.
その当時は本当にフルサイズ対応のレンズが少なかったらしい.そして不幸にも,α7があまりに衝撃的な存在であったがためにそれと同時期にFEマウントに関する情報が数多く広まり,結果として「FEはレンズが少ないらしい」という情報がレンズが拡充された今でも残っている……という可能性はないだろうか.
相対的少なさ
もう一つは恐らく他社マウントとの比較.こちらのほうがもっともらしいと思う.
価格コムの検索によれば,2017年夏現在でフルサイズ対応のEマウント(=FE)でAFが効くレンズは27本.
同条件でCanonのEFマウントを調べると116本も引っかかる.キャノン恐るべし.
こうなってくると,両マウントの併用者が「EFならたくさん選択肢があるのに,FEだと全然ないなあ」と感じるのは,まあ当然なのかなと.
ちなみに,EFの116本のうちCanon純正は54本.それでもFEよりは多いのだが,実はラインナップのおよそ半分はサードパーティが占めていることになる.
そうなってくると,今後シグマなどのサードパーティ製レンズが増えそうなFEマウントの未来はさほど暗いわけでもないのかな,と思ったり!
終わりに
個人的にはシグマのカチカチ描写が大好きなので,シグマのFEへの進出をクビをなが~くしながら待ってみたい.
α6000のときに使ったSIGMA30mmF2.8はほんと名レンズだった.安いし.
そもそもラインナップより値段の高さのほうが問題なんじゃないの?と思ったりして……
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