登山装備の検討と購入を経て,いよいよ山に登ってみる.
というか,靴とレインウェアに3万突っ込んだのでもう後戻りはできない(笑)
最初に登る山のチョイスは重要である.
あまりのきつさにボロボロになって「もうやだ登山やめる!」とならないレベルで,かつある程度の達成感がなければそれはそれで続ける気にならない.
真っ先に思いつくのが高尾山なのだが,あそこは普通にスニーカーとかで登れてしまいそうだし,わざわざ登山用品店に行ってまで登るところか?というのが正直なところ.
そして高尾は地味に遠い.
他の候補を色々調べた結果,我らが神奈川県に「大山(おおやま)」というのがあって,初心者にちょうどいいらしい.
小田急線伊勢原駅からバスでケーブルカー入り口まで行けるらしく,横浜民的にはアクセスも良好で文句なし.
【2017/05/08】
というわけで,ゴールデンウィークも終わり社会人が5月病で苦しんでいるであろう月曜日,自宅を出て一路伊勢原へと向かった.
最大の誤算は伊勢原が思ったより遠かったこと(というか海老名が遠かった),2度寝して当初予定より1時間遅く家を出たこと.
伊勢原駅到着時点で当初の自分の想定からだいぶ遅れてしまっていたので,予定では往路はケーブルカーを使わないつもりだったが往復ともケーブルカーを使うことにした.
伊勢原駅からケーブルカー行きのバスに乗り込むとバスは登山客っぽい人たちで満員.
細い道を進むバスに数十分揺られるとケーブルカー乗り場の近くの終点にたどり着く.
バスのりばからは「こま参道」という道がケーブルカー乗り場まで続いている.
ここも結構階段があって早速体力を削ってくるのだが,ケーブルカーが20分に1本ということだけ覚えており,これ以上時間がずれ込まないようにややハイペースで歩き通す.
ケーブルカーの出発にはギリギリ間に合って,乗り込んだケーブルカーはすぐに出発.
思ったより急な傾斜をぐんぐん登っていくケーブルカーに乗りながら,「登山初経験だし,ここはケーブルカーでショートカットして結果的に正解だったんじゃないか」と思った.
帰ってきた今考えてみると,間違いなくこのショートカットは正解だった.
ケーブルカーの終点にあるのが阿夫利神社の下社.
横には休憩所もあって昼食を食べることも可能.昼ごはんにはまだ少しだけ早かったので,休憩所で売っていたおにぎりを買って登山道へと向かった.
そして早速立ちはだかる急な石段.
いくら普段から階段やら坂に慣れているといってもこの幅の狭い段はきつい.
石段を登りきるとこんな感じの道がひたすら続いている.
一応,多少は整備されているようだが,基本的にボコボコで岩が散乱しているような状態.
気をつけないとコケて怪我しそうだったので,足元に気をつけつつ一歩一歩登っていく.
途中の富士見台では富士山が薄っすらと見えた.
なんかデジャブだなと思ってよく思い返したら,この前の静岡旅行のときに薩た峠で見た富士山が同じような感じだった.
下社から黙々と登ることおよそ1時間,ついに山頂にある本社に到着.
目安は90分と書かれていたのでかなりハイペースで登ったことになる.
初登山,成功!
標高は1,252m.途中までケーブルカーで登ってきたとはいえ,やはり少し脚に疲れがある.
春によくある感じだが,ややもやのかかったような天気で,遠くを見渡すことはできない.
それでもやはり,山頂から景色を眺めるのは達成感があって良い.
休憩所で買ったおにぎりを頬張りつつ,山頂でしばらく休憩した.
続く
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