【2016/11/26】
三渓園でのSIGMA 30mm F2.8 DNの初運用があまりに消化不良に終わったので,少し暖かくなった11月末のある日,再びカメラを携え出かけることにした.
今回の目的地は「国道」.
国道ってなんやねん,家の近くか.というわけではなく,「国道」という駅である.
横浜市内にありながら,なかなか異様な雰囲気を醸す駅として有名になっている.
駅のコンコースは高架下の薄暗い通路.最早これはコンコースと呼べるのかさえ怪しいが……
レンズの話でいうと,薄暗い上に手ぶれ補正機構は一切ないが,なかなかはっきりと写すことができた.
f2.8でも手持ちのキットレンズと比べると一段明るい.
改札を通り,ホームに上がる途中から一枚.
壁か屋根にでも問題があるのか,コーンで立ち入りできないようになっているところがあったりして,本当にここは横浜市内の駅なのかと思ってしまう.
鶴見方面ホームを指し示す看板はどことなく国鉄っぽい雰囲気を醸す.
多分,フォントのせいだと思う.
鶴見線の始点,鶴見駅は国道駅の隣駅.
一方の反対側の終点は,鶴見線が多くの枝線をもつこともあって多彩な案内表示になっていた.
京浜工業地帯の工場への通勤者が主な利用者ということもあり,朝晩にかなり偏った列車ダイヤ.
改札外の薄暗さとは対照的に,ホームは高架ということもありとても明るい.
駅のそばは駅名が示すとおり国道があり,車がひっきりなしに走っているのだが,国道駅は非連続な空間かのように人はほとんどいなかった.
やってきた列車でそんな国道駅を離れ,少し電車に揺られると終点鶴見駅.
鶴見線用の連絡改札を通ると,ついさっきまでの静寂が嘘であったかのような日常空間が広がっていた.
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