2018/01/07

eBayでウクライナからロシア製オールドレンズ・Jupiter-9を買った顛末

我が家にオールドレンズがやってきた!

α7シリーズの強み・オールドレンズとの親和性

α7シリーズ,特に無印シリーズのα7/α7IIの良いところとしてよく言われるのは,やはりフルサイズであること.フルサイズ入門機としては手が届きやすいモデルと言える.

フルサイズでの有利な点としては画質や高感度耐性,ボケかたなどがあるが,特にα7で言われるのがオールドレンズとの親和性.フルサイズ機であればレンズを本来の画角で用いることができるというところが魅力的と言われる.

更に言うと,Eマウントはミラーレス特有のフランジバックの短さもあって,非常に多くのマウントとアダプターを介して接続できる.この点も相まって,α7シリーズの“遊び方”のひとつにオールドレンズをつけて撮ることがしばしば挙げられる.

オールドレンズとわたし

オールドレンズへの偏見

一般的にそういう遊び方があるというのはいいとして,翻って自分はどうかというと「オールドレンズ?“オールド”と言うだけあって写りも汚いんだろうなあ」と思っていた.80年代のレンズ?自分より年上っすね……みたいな.しかもAFできないんでしょ?使い物にならんって……といった感じ.

従って欲しいレンズは最新のツァイスであり,GMasterであり,あるいはフルサイズEマウント対応レンズを出すと噂されるカチカチ描写でおなじみのシグマだった.

オールドレンズへの興味

そんな中見たとあるブログで,オールドレンズの写りに対する偏見は吹き飛ばされてしまった.確かに最新のレンズのようなカチカチの写りではないかもしれない.どことなくふわっとした写りのものが多い.それでも,汚いわけではない.

そうなると急に興味が湧いてきてしまうのがレンズ沼の民の性.純正レンズでは金銭的に手が届かない焦点距離も,お手頃価格のオールドレンズで楽しむことができてしまう.

AFが使えないというのは難点ではあるが,AF対応レンズでもDMFでフォーカスを微調整することが多いので,少し手間がかかるくらいだ.

オールドレンズ選び

そんなわけでふわっとオールドレンズに興味を持ったので,実際どのレンズを買おうかというのはかなり迷った.まず,Eマウントがオールドレンズ遊びに適したマウントであることは先に述べたが,適しすぎてマウントの制限がないので選択肢は無数にある

マウントで選択肢を絞ることができないので,とりあえず焦点距離を選ぶことにした.人気のオールドレンズには標準レンズ(50mm)が多いのだが,生憎50mmはFE50mmF1.8を持っている.もっと手持ちのラインナップが豊富になれば写りの違いで同じ焦点距離のレンズを楽しむという方法もあろうが,現状このレンズしかないカツカツの状況で敢えて50mmを選ぶのはありえない.

ということで,50mmを基準としそれより望遠寄りを選ぶか,広角寄りを選ぶかを考えた.50mmという画角を使い始めてからだいぶ経つが(厳密にはα6000+SIGMA30mmF2.8のときは換算45mmだが),最近「寄るならもっと対象物を引き立たせたい」と思うことも結構あるし,「もっと広く撮りたい」と思うこともある.従って広角も望遠もどちらも自分の内的需要があると言える.

じゃあどっちも買うか!……とは当然ならないわけで,やはりどちらか選ばなければならない.悩みに悩んで,今回は望遠寄り,特に中望遠の単焦点を探すことにした.その理由としては,広角寄りでは欲しいと考えているレンズが既にある(SEL35F28ZとSEL1635Z)ので,将来的にこれらの購入後に画角が被る一方で,中望遠では今のところ欲しいレンズがない(厳密にはあるのだが高すぎて将来的にという但し書き付きでさえ買えるか怪しい)というのがまずひとつ.

そしてもう一つは,先日王子を歩いた時に敢えてAPS-Cにしたときの換算75mmの画角が意外と使いやすく,フルサイズ中望遠で撮ってみたいと思っていたこと.というわけで中望遠で良いオールドレンズないかなあと探して見つけたのがロシア製のオールドレンズ「Jupiter-9」

このレンズ,第二次世界大戦後の賠償の関係で,かの有名なドイツ・カールツァイスの技術が旧ソ連に移転して作られたツァイスのコピーレンズ.なので,値段も安いレンズにも関わらずコピー元はなんとカールツァイスのSonnar!破格の値段で実質ゾナーを手に入れられる.

そういう背景もあって,中望遠のオールドレンズとしてはこのレンズが非常に有名!ということが各所で言われていたので,このレンズを購入することにした.

オールドレンズ購入

モノを決めたところでどうやって買うかを決める.オールドレンズは個体差も大きいのでできれば実物を見たいなあと思って,ロシアンレンズを取り扱う店舗のHPをいくつか探したのだが,どうやらその時点ではJupiter-9の在庫はないようだった.製品の性質上在庫は常に変動すると思うのだが,定期的にチェックするのもつらいので別の方法を探すことに.

次に考えたのがヤフオクやメルカリといったネットオークションやフリマ.ここで探したところいくつか出品はあったが,メルカリは「なんとか様専用」とかローカルルールが蔓延る頭のおかしい連中の巣箱という認識なので(すさまじい偏見)パス.ヤフオクでは値段をチェックしながら入札するのが面倒だし,即決だと意外と値が張るので微妙.

いい感じの購入方法がないなあと色々調べたところ,オールドレンズを買うなら世界最大のオークションサイト「eBay」が良い!ということで調べてみたところ,まず出品数が段違いだし,即決でもそこまで値段が高くない.こりゃいいやということでeBayで買うことにして色々検討し,細部の写真が添付され,かつ評価も高かったウクライナの業者から購入することにした.

購入からの時系列はこんな感じ.

  • 2017/11/24 22:20 購入・PayPalで決済
  • 2017/11/27 16:50 ウクライナ・ザポリージャから出荷
  • 2017/11/27 17:05 ウクライナ・ザポリージャ市内の拠点へ到着
  • 2017/11/28 03:45 拠点から出発
  • 2017/11/28 16:56 ウクライナの首都・キエフ市内の拠点に到着
  • 2017/11/28 17:27 拠点から出発
  • 2017/11/28 21:50 ウクライナ・キエフ税関に到着
  • 2017/11/30 08:10 ウクライナ・キエフ税関を通過
  • 2017/12/08 22:21 横浜税関川崎外郵出張所(川崎東郵便局)に到着
  • 2017/12/09 09:00 通関手続き開始
  • 2017/12/10 03:00 川崎東郵便局より出発
  • 2017/12/11 03:03 最寄りの本局に到着
  • 2017/12/11 11:20 受取

さすが評価の高い業者,出荷までは非常に迅速.順調にウクライナの首都キエフまでは順調に配送され,税関で若干時間を食うも無事に通過.

ところがその後一週間以上音沙汰がなくなり少々不安になる.以前ドイツのAmazonからスマホを買った時は,フランクフルトの税関を通過しすぐに日本に通過したのだが,ウクライナからだと他の国を経由することになるらしく,どうしても時間がかかるようだ.

無事に日本に到着してからはやはり迅速.何故か川崎から横浜に移送されるのに丸一日かかったが,無事に手元にやってきた.

その後就活やバイト等々で忙しくなってしまい,まだ実際に写真を撮りにいけていないのでこの記事では「買ってみた」で留まってしまうが,実際に使ってみてまた紹介したい.

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