2017/07/27

【17夏旅函館#10】旅を振り返って

今回の旅行は“反省会”的に書きたいことが少しだけあるので,最後に別記事にまとめてみることにした.

旅の費用

今まで費用を公開したことはないが,今回はLCCセールを使って貧乏旅しようというのが主旨のひとつでもあるので,ここで費用を整理して発表してみる.

総額は……

21,040円!

内訳は以下の通り.

  • バニラエア往復:9,920円(支払手数料など含む)
  • 横浜-成田空港往復:2,860円(往:成田シャトル 複:THEアクセス成田)
  • 市電・バス2日乗車券:1,700円
  • ホテル:4,500円
  • 函館山ロープウェイ:2,060円(1.5往復)

食事のお値段は抜いた金額である.

まずポイントとしては,LCCそんなに安くないね!ということ.

失われた20年世代のデフレマインドここに極まれり,という感じだが理由はちゃんとある.問題は成田空港アクセスである.

特に横浜をはじめとする関東南部民は,成田空港までのアクセスにお金と時間がかかる.成田空港アクセスにかかった交通費を足せば,横浜-函館空港往復で12,780円かかっていることになる.

確かにこれは間違いなく安い.10,000円ちょっとで函館までいけるのは間違いなく破格である.ところが,例えば羽田発のエア・ドゥであれば,75日前までの予約で函館まで最安往復で17,000円でいけてしまうのだ.
(Googleフォトで探したのだがAIR DOの写真がなかったので2タミ仲間のANAを……)

もちろん,これはかなり前に買わなければいけないので条件としてはだいぶ違う.それでも,LCCのセールでも目玉が飛び出るほど安いかと言われると,実はそうではないのかもしれない.

これはバニラエアの特徴でもあって,バニラエアは頻繁にセールをやっている代わりに割引率は低い.逆に同じくLCCのジェットスターは,バニラエアよりは頻度は低いような気がするが,たまにものすごい割引率のセールをやるイメージである.

繰り返すが,確かに安い.それは間違いない.ただその“安さ”に過度な期待をすると,失望してしまうかもしれない,ということだ.

あと個人的には,青春18きっぷ旅行の移動費用が頭にこびりついているというのもあると思うのだが,さすがに鈍行旅行と飛行機旅行では考え方を変えなければならないなあ.

あと,この旅行で削りうる支出があるとすればロープウェイだと思う.まず砲台跡見たさに2日間行っているので,砲台跡に興味がなければその分は減る.そして,夜景を見に行くときも登山バスを使えば2日乗車券を使えるのでロープウェイの支出はなくなる.

別に旅行中に2,000円くらい払うのは別に気にしないのだが,総額のおよそ1割がロープウェイに消えてると判明してちょっと戸惑ったのも事実.

“バニラエアで行く函館の旅”はアリなのか?

“バニラエアで行く函館の旅”はアリなのか.答えはアリだろう.

上で思ったほど安くないとかぶつくさ言ったが,普通に考えて飛行機使って1泊旅行して2万円ちょっとで済むというのは凄まじく安い.

唯一の不満として挙げられるのが,バニラエアが飛ぶ時間帯.

  • 成田12:45発 → 函館14:25着(JW953)
  • 函館15:05発 → 成田16:45着(JW954)

関東民が函館に観光に行く,というシナリオでは成田発はもう少し早いほうがいいし,函館発はもう少し遅い方がいい.

確か成田函館線は成田関空,関空函館線と同時に実装された就航したので,その辺りを含めた一連の運航の流れの中に成田函館線があるわけで,致し方がない面もある.

というか,LCCは折り返し時間をできる限り短くするのがウリなわけで,上記の要望を叶えるためには成田函館線を2往復にするしかない.セールもあったとはいえ,平日にも関わらず結構な搭乗率だったので,今後の需要が好調ならひょっとすれば……?くらいに期待しておくしかできない.

現状の就航時間帯だと,1日目についたら街をちょっと見て函館山に登って夜景を見て一泊,翌日も街をまわって昼過ぎには空港に行く,という感じになって,せっかく遠く函館までやってきたならもう少しゆっくりしたいなあと思わなくもない.

とは言っても,函館は観光スポットが元町エリアに集中していたりするので,このくらいの時間でも十分に回れてしまう,というのも難しいところ.もしもう1泊追加するのであれば,大沼あたりまで足を伸ばしてみたりするのも良いかもしれない.

それか,いっそ逆に夜景を見に行くと割り切って,街歩きはおまけくらいに考えてしまうのもアリかもしれない,というか今回の私の考え方はむしろそれに近い.

いずれにせよ,LCC就航で気軽に函館に行けるようになったのは間違いない.就航から間もないからかセールにも頻繁に函館線が登場するので,時間があれば是非……

RX100のはなし

この子,ほんとに優秀!

今回の旅行記は以前とは書き方を少し変えている.今までは基本的には1日分を1記事にする感じにしていたが,今回は2日で9記事にもなった.

かと言って,1記事の内容が以前と比べてとんでもなく短くなっているか,というとそういうわけでもない.

これを可能にしたのがRX100の手軽さなのだ.

これまではα6000しかなかったので,撮るということ自体にある種の重みがある.レフ機と比べたらとんでもなく軽いのだが,やはり一眼はカバンから出し,構えて,ピントを合わせて……とやるので気軽さは損なわれる.

その点,RX100はやろうと思えばポケットに入るし,見た目のゴツさがないのでその辺でパッと撮ることに抵抗がない.そういうわけでこの函館旅行では,これまでにないほど記事に使える写真の素材が豊富だった.

α6000単独運用だった頃は,ブログを書いている時に「ああ,こういうことがあったなあ……」と思ってもその時の写真がなく,かといって文章でグダグダ書くのもなあ……と見送ったことが結構あるが,今回はそういうことがなかった.

サブカメラとしては間違いなくベストチョイスだったと思う.いい買い物だった.

α6000のはなし

そうなってくるとα6000の立場は……?ということにもなりかねない,というのは否定できない.

“サブカメラ”のはずのRX100に食われている現状.

だが問題はない,次なる一手は既に打ってあるのだから.

2017/07/26

【17夏旅函館#09】たびのおわり

摩周丸を見終えたところで,ぼちぼち空港のほうに戻らなければいけない時間になってしまった.とりあえず駅近くのラッピで昼飯にしようと歩きだす.

すると,ちらっと見えた函館駅に謎の車両が.

四季島やんけ.

4月の新潟旅行のときに尾久で見て以来の遭遇になる.

おそらく上野を発って北上し,津軽海峡をこえて北海道に足を伸ばすツアーなのだろう.個人的にはいつか乗ってみたいとも思いつつ,高級なクルーズトレインに乗るくらいなら,LCCであちこちに行くほうが好きかも,なんて思ってしまうフシもある.


今回の函館旅最後の食事に選んだのは再びラッキーピエロ.

この写真を撮った直後,ストローを咥えながら普通に飲むときのようにグラスを傾けてウーロン茶をちょっとこぼすという事件があった.2日目は結構歩いたので疲れていたのかもしれない.


函館駅前からバスに乗り,函館空港へ.往路は到着ロビーからさっさと外に出てしまったので気が付かなかったが,コンパクトで良い空港だと思う.

颯爽と自動チェックイン機でチェックインし保安検査場を通過.ベルトはやはり引っかからず.あの時の新千歳のゲートが過敏だっただけに違いない.

成田と違って函館の搭乗はボーディングブリッジを使える.数千円しか払ってないのに恐縮.

あ,そうそう.復路も空港でチェックインしたので席がどこになるかワクワクしていたのだが,またしても窓際のF席が割り当てられた.

しかも隣2席は空席!
天は我に味方せり.

横にはJALの小型機が沖止めになっていた.ああいう小型機にもいつか乗ってみたい.千歳羽田線のヘビーユーザーなので基本大型機ばかりに乗っている.

コンパクトな空港なので,動き始めるとあっという間に滑走路にたどり着き,成田のように着陸機を待つこともなく滑走路へ入りあっという間に離陸.

まったく,地方空港は最高だぜ.

気づかないうちに疲れが溜まっていたのか,離陸してすぐ寝てしまったようである.

気づいたら飛行機は高度を下げていて,あっという間に成田空港へ着陸してしまった.

ターミナルへ向かうバスに乗るべく外に出たとき感じた湿気に,ああ戻ってきたなあ,旅が終わったなあと感じた.

2017/07/25

【17夏旅函館#08】かつての海峡の主

山を下りた後,函館駅方面を目指しながらベイエリアを歩く.

歩いているうちに見つけたのが「日本最古のコンクリート電柱」.街並みに溶け込んでいるので,説明の看板がなければ気が付かなかったと思う.

これをわざわざ見に行くということはないかもしれないが,一応↑の地図の場所にあるので,近くを通りかかったら見てみたらいかがだろうか.

更にベイエリアを北へ.ここ函館は,古くからの港町という共通点のためか横浜の海沿いと非常に似た雰囲気を感じる.このレンガ造りの建物なんかもその典型 .

やってきたのは最後の目的地,昨日の夜に引き続き摩周丸.

博物館とかはあまり楽しめないタイプの私だが,珍しくこの記念館は楽しむことができた.単純に興味がある対象だったというだけかもしれないが……

中には青函輸送の歴史を紹介する展示,青函連絡船の船内や操舵室の展示などがある.

青函連絡船は間違いなく青函輸送の“主”だった.

かつては船に鉄道車両を載せて運んでいたというのだから驚かされる.

青函輸送の“主”は代わり続け,青函トンネル開通とともに鉄道へ,そして今では新幹線がその役割を担っている.

自分の実体験としては,“2代目”を担った在来線時代の鉄道しか知らないのだが,その昔の青函連絡はさぞかし大変だったのだろうなあ,と展示を見ながら思いを馳せた.

さあ,そろそろ帰りの飛行機の時間だ.

2017/07/23

【17夏旅函館#07】夜景に隠された裏の顔

昨日夜景を見にきたのに,何故翌日またやってきたのか.

それには「日中の函館山からの景色を見てみたい」以外の理由がある.

ちらほらいた観光客は展望台の方へ向かっていくが,その流れから逸れて旧登山道へと向かう.今日わざわざ函館山へやってきた目的は,その先にある.

御殿山第二砲台跡.

戦前・戦中に函館防衛のために設置されていた砲台の跡地がここ函館山にはある.考えてみれば重要拠点函館を見下ろし,海峡をカバーできるこの地は防衛拠点としては理想的である.

函館観光の“表”の顔,函館山山頂のすぐ近くにありながら,あまりに光の当たらない函館の“裏”の顔.

旧登山道から砲台跡に入ると雰囲気は一変し,唐突に現れる朽ちかけた人工物は,この場所のかつての使い道を物語っている.

残念ながら老朽化のため立ち入れる区域は少ないが,日中に函館山に来る機会があれば是非寄ってみてほしい.私のようにわざわざ日を改めなくても,日が沈む前に早めに函館山にきて,砲台跡を見学して展望台に戻り夜景を待つ,なんていうルートもアリだろう.

こうして函館の裏の顔を後にして,やってきたロープウェイに乗り込んで下界へと帰っていく.

2017/07/22

【17夏旅函館#06】朝の函館を歩く

おはようございます!

時刻は6時半.今回は青春18きっぷの乗り鉄ではないので,のんびり朝ごはんを食べることができる(いつもはホテルでコンビニ飯をバタバタ食っていることが多い).

ということで,せっかく函館に来たので海鮮でも食べようと思いたち,駅近くの朝市を目指す.

函館は朝食バイキングが有名なホテルがあるからか,あまり観光客は出歩いていないようだ.

普段から食に対してこだわりがないので,こういう場所に来ると逆にどこで食べようか迷ってしまう.

朝市をウロウロした結果,結局「あけぼの食堂」で朝食をとることにした.

例によって肝心の食事の写真がないわけだが,ここの海鮮丼は何を載せるかを自分で選べるのが良かった.


肝心の飯の写真が無いせいでなんとなく締まらない展開だが,朝食を美味しく頂いて一度ホテルへ帰還.コーヒーでカフェインを補給したら,早速朝の函館へと繰り出す.

駅前から市電を使って十字街へ.路面電車のある街特有の信号機.教習所で習った記憶はあるが詳細は忘れた.

十字街から少し歩いて元町エリアへ.この一帯は教会が多いので見て歩く.

まずは聖ヨハネ教会.

そしてこれが有名なハリストス正教会.

昨日夜訪れた八幡坂も再び.夜見るのと日中見るのではかなり印象が違うね.

旧函館地区公会堂は大きすぎて全体が捉えきれず.広角レンズほしいなあ.

再び十字街方面へ戻りつつ坂を見て歩く.これは基坂通.

きれいだ.きれい…なのだが,こういうのは見るのはいいけど住むのは大変なんだろうなあ,と坂まみれエリア在住民としては思ってしまう.

再びハリストス正教会付近へ.奥に見えるはロープウェイ.

意味もなく無駄に往復したように見えて,実は時間調整も兼ねていた.というわけで,#07では始発のロープウェイに乗り込んで,再び函館山へ……!

2017/07/20

【17夏旅函館#05】函館夜遊

函館山をバスで下山し函館駅まで戻ってきた.

まず向かったのは函館駅近くの摩周丸.

かつて北海道と本州を結んでいた青函連絡船.その船を使った青函連絡船記念館,それがこの摩周丸.下山したバスで摩周丸がライトアップされているみたいな話を聞いたので寄ってみた.

時刻は既に21時近く,真っ暗なので手ぶれ補正が効くRX100で撮影.手持ちだがしっかりと止まっているのはさすが.

摩周丸の入り口があるところはイカ広場と言うらしい.遠くに見えるのは元町エリアの街明かりと,真っ暗な山の頂上だけが光り輝く函館山.

元町エリアの明かりも綺麗なのだが,中腹の真っ暗さと対照的に明るく輝く函館山頂上が美しい.

大通りに戻り市電に乗る.ふと時刻表を見てみると終電が思った以上に早い.つい首都圏のノリで日付が変わる直前くらいまでは歩き回れるかと思っていたが,22時過ぎには帰らなければならないようだ.

まあこの日はそんなに歩いているわけでもないし,最悪ホテルまでは歩けば戻れる距離ではあるのだが,先を急ぐことにする.

続いて向かったのはあの有名な“八幡坂”.坂が海に向かってまっすぐと伸びていく.夜も遅いが観光客の姿もちらほら.

八幡坂を下り,晩御飯をここ「ハセガワストア」で調達する.

ハセガワストアのやきとり弁当はラッピと並ぶ函館の名物.ちなみにベイエリア店はすぐ横にラッピもあるので便利.函館駅前に何があるわけでもないので,観光目的ならむしろこのエリアでホテルを探すべきだったなあと思った.

ハセガワストアで購入したやきとり弁当をぶら下げて,終電の1本前の市電を待つ.

さあ,ホテルに帰ろう.

なんやかんや疲れてしまい,やきとり弁当の写真は撮り忘れていた.中学の修学旅行では,ラッピは食べなかった気がするがやきとり弁当は食べたような気がする.

ただ,あれはいったいどこのハセガワストアだったのか.記憶は定かではないのだが,うろ覚えの自主研修ルートと併せて考えると,この日訪れたベイエリア店に行ったような気もする.

さて,あのときはどのやきとり弁当を食べたんだっけな,と混沌とした記憶を探しながら,ホテルでやきとり弁当を食した.

2017/07/18

【17夏旅函館#04】標高334mから見る100万ドルの夜景

暮れなずむ函館の街を見下ろしながら,ロープウェイはするすると山頂へ向けて動いていく.

函館山ロープウェイの公式HPのアドレスはhttp://334.co.jp/なんでや……と思って調べたところ,函館山の標高が334mであるところから持ってきているらしい.

そして山頂へ.早速てっぺんの展望台へ登り,茜に染まりかけた函館を眺める.

さて問題は,17時半頃山頂に到着したわけだが,夜景が見れるのは19時45分頃からという事実.

どうせ函館山の夜景は人でごった返すのがわかりきっているので,先に良い場所で夜景を待つために早めに来たのだが,ちょっと早すぎたね.

日が傾き,ゆっくりと夜が近づいてくる.ちょっと寒いんだけど.

この時の山頂の気温は確か10度台中盤.しかし風が強く吹いていて,体感気温は一桁だと思う.持ってきていたカーディガンと薄手のパーカーを重ね着して凌ぐが,どうにも寒くて辛い.

隣で同じく早くから夜景を待機していた青年は台湾から来たと言っていたが,「寒いなこれw」と2人で盛り上がった.聞けば台湾の真冬がこれくらいの寒さらしい.彼には是非真冬の北海道にも来て鼻毛が凍る体験をしてもらいたい.北海道感覚ではこれは寒いの域に入らないんやで……

そして日がゆっくりと地平線をまたいで消えてゆく.それにつれて寒さも増していく.

日が消えて十数分,函館の夜景ははじまる.

きれいだ.

元々貧しい語彙は太陽とともに消えてしまったのかと思うくらいに,「きれい」しか言葉が出ない.

8年前に来たときにも写真を撮って,家に帰ってよく見てみたら手ブレを起こしていて悔しかったことを今でも思い出す.今回はその反省も活かしてゴリラポッドを持ってきている.

夜景をぼんやりと眺めたところで,寒さに耐えられなくなってきたので脱出.展望台の後ろは長蛇の列になっているが,夜景というものは見て写真撮ってはい終わり,ではなくしばらく眺めるひとが多いので,列はなかなか捌けないだろうなあ.

人気の少ない函館湾側には海に浮かぶ謎の光.これが噂に聞く漁火なのだろうか.

ロープウェイはものすごい混雑だったので,発車間際だった登山バスに乗ってみる.このバスは2日乗車券も使えてお得.

登山バスに揺られて山を下り,函館駅へ舞い戻ったのは20時半頃.1日目の夜遊びはまだ終わらない.#05に続く.