2017/05/25

ぼくらが女性専用車にモヤモヤする理由

痴漢を疑われて「俺はやってない!」と線路に逃走して首都圏の交通網を大混乱に陥れるイベントが多発している.

駅員バイトをやっている身としては「勘弁してくれ」という感じだが,仮に自分が「やっていないのに痴漢と疑われた」としたら,そういう行動に出るのも理解できなくはなかったりもする.
連行されたら最後,まともに扱われるとは到底思えない.
弁護士は「線路に逃げるのはNG,ホームで弁護士を呼べ」と言うけれど,果たしてそんな余裕があるかどうか.
追い詰められて,唯一ある逃げ道は線路なのかもしれない.

線路に逃げるということ自体はけしからんことではあるのだが,あまりに似た事件が多いので痴漢や痴漢冤罪に注目を集めた,というところでは社会的に有意義なのかなと思う.
痴漢被害者,冤罪被害者,それぞれの立場から意見が交わされるのは悪いことではない.

個人的には,一連の議論の中で女性専用車が話題にのぼったのがよかったな,と.
女性専用車の存在というより,その使われ方にずっとモヤモヤしてきたからだ.

女性専用車の設定が男性差別だ,などと言うつもりは毛頭ない.
痴漢被害が多発する中,防衛策のひとつとしては十分アリだと思う.
問題は,その使われ方.というか,その使われなさ.

ラッシュ・アワーに電車に乗る度に思うのだが,女性専用車の隣の車両に乗っている女の人って,何を考えてるんだろう.
専用車があるのにわざわざすぐ隣の車両に乗る,その意思決定に至ったプロセスが気になって仕方がない.
それと同時に,そうした人たちにモヤモヤするのも事実.

何故もやもやを感じるのか.それはトイレに喩えることができる.
つまりこれは,自分が外のトイレでウンコしたいとき,個室で小便している奴がいるときと同じモヤモヤである(男にしかわからないが).
個室のトイレは小便も大便もできる.これは共用の車両と同じである.
小便用の便器では当然小便しかできない.これは女性専用車の実態と同じである.
まあ別に個室で小便しちゃいけないわけじゃないけど,小便専用の便器があるんだからそっちでやれって思うでしょ.ウンコ我慢してる側からすれば.

たとえとして汚すぎるし,そもそも女性専用車と共用車両の比率と,トイレの個室と小便器の比率はちょっと違うので必ずしも正確な喩えになっていないので他の例を探す.
同じ電車の例になるが,帰省ラッシュの混雑した列車で,指定券を持っているやつが自由席に座っていたら「何こいつ?」ってなるでしょ,指定券もっていない人間からすれば.

要は,制約条件が厳しい資源から埋めていくのが当然なんじゃないの!?ということ.
女性専用車があるのなら,少なくとも他の車両と混雑率が同等になるレベルまでは,女性は専用車に乗ったほうが全体的にも最適に近くなるはずである.

だからこそ,「何故その女性は女性専用車に乗らないのか」というところをもう少し掘り下げるべきなんじゃないかなあ,と思う.
何らかの理由で女性専用車に乗らないという意思決定に至っていて,その原因を解消すれば専用車を有効に活用できるだろう.

でもまあ,現状で痴漢も痴漢冤罪もなくそうとすると,男女を完全に分離するしかないのかなあ,とも思ったり.
トイレで喩えたのはあながち間違いではなかったのかも.

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