2017/05/07

春旅2017 たのしい静岡の旅

【17/04/10】

青春18きっぷシーズンも今日が最終日.
3月の都合がいい日が軒並み天気が悪くついにこの日にまで残り1回分を残してしまったので,天気にやや不安を抱えつつも出かけることにする.

今回は計画を綿密にたてる時間がなかったので,行き先はノープランでもなんとかなる東海道線を使って静岡方向を目指すことにした.
過去3回(MLながらで2回,サンライズEXPで1回)静岡を通過してきたが,静岡を目的地とした観光経験は皆無.
静岡と言えば東西に長く,昼間に18きっぷで突破するのがつらいと言われ「たのしい静岡の旅」と揶揄される.
今回はそんな静岡の観光地を巡ってみようではないか!

前日の夜が遅かった+首都圏鉄道路線遅延まみれで横浜駅到着が既に10時近い.
1日乗り放題の18きっぷ利用としてはありえない失態だが,しかたない眠かったんだから.
あと,新シーズン特有の遅延頻発で横浜駅までいつもの倍くらい時間がかかったことが追い打ちとなった.

東海道線下りの次の列車は特急スーパービュー踊り子.
当然これに乗れるわけがなく,ホームから見送る.いつかこれに乗って伊豆に遊びに行きたいもんだなあ……

続いてやってくる東海道線下りの普通列車に乗り込む.
乗車率はそこそこで,大船で空いた席に座った.
残念ながらドア横のロングシート部分に座ったので,国府津とかそのあたりで見えるはずの海を見ることもなく列車は熱海へ.

「熱海」という地名は日頃からよく見る.
それは東京口の東海道線の多くが熱海行きだからで,そういう意味ではここまでは何となく「ホーム」感がある.

ここから先はアウェイ.
見慣れない車両と,どことなくJR東と違うところがある車内アナウンスを聞きながら,一路西へ.

最初の目的地は富士宮.
昼ごはんに有名な富士宮焼きそばを食べよう,というわけである.
富士駅で東海道線を降り,身延線に乗り換え.
ここ富士から西富士宮まではおおよそ20分に1本ペースで列車が走っているらしく,アクセスも悪くない.

富士宮焼きそばと言ってもお店がたくさんあるらしいのだが,下調べも特にしていないので「富士宮やきそば学会アンテナショップ」へ行ってみた.
富士宮焼きそばってなんや!っていうのは目の前の箱なり板なりで調べてもらうとして,最もわかりやすい特徴は写真からも分かる通りその麺.
太さ,食感が普段食べる焼きそばのそれとは大きく異なる.

相変わらず食レポには向いてない味覚なので味がどうこううまいこと表現もできないのが悔しいが,まあなんというかその,普通においしかった.
B級グルメというその定義からしても,このためだけにわざわざやってきて食う価値があるかと言われると「そこまで……」となってしまうのは仕方ない.
ただ,この地域に根ざした料理として,近くを通りかかったら食べに寄ってみる価値は十分にあると思う.
そういうものでしょ,B級グルメって.

全く,完全にノーマークだったのだが,道路を挟んで反対側には富士山本宮浅間大社が.
調べたら全国各地にある浅間神社の総本社らしい!
今まで知らなかったのだが,浅間神社というのは富士信仰の神社らしい.

境内にもその周辺にも桜が.
この時期に出かけると思うが,日本中あちこちに桜が植えられている.
所謂「花見スポット」になっていない隠れた穴場もどこかにあるのではなかろうか.

浅間大社を見て回り再び富士宮駅へ戻る.
整理券を取らずに乗って降りて改札口でモメている外国人のせいで思った以上に時間を食われつつもなんとかやってきた列車に乗り込む.

身延線で富士駅まで戻ったあとは再び東海道線を西進.
車内ではテンション高めの地元民が世間話をしていたが,イントネーションは関東のそれに近く,語尾が関西っぽい.
言われてみると,静岡って関東と関西,どちらのメンタリティが強いのだろうか.
東西に長いので東部と西部で違いがありそうな気もするが……

そんなこんなで思った以上に時間がかかったが次の目的地由比駅へ到着.

次の目的地は由比駅とお隣興津駅の間にある薩た峠.
歌川広重の東海道五十三次でも描かれる絶景があると聞いて今回寄ってみることを思いついた.

峠ということでアクセスは車でするのがメジャーなようだが,そんなものは持っていないので当然歩く.
峠なので当然坂道が続き地味に疲れるが,道中見ることのできる桜に癒やされつつひたすら歩く.

道沿いにはみかんの木がたくさんあった.
みかんというと勝手に夏のイメージがあったので気になって調べたところ,種類によって取れる季節は様々らしい.

やや息切れしつつも峠を登りきって振り返ると,そこには疲れも吹っ飛ぶ景色があった!
眼下に広がる駿河湾と山の間の僅かな隙間を縫うように走る東海道線,国道1号,東名高速.
日本の大動脈を担う交通がまとめ上げられ,そして遠くの空には富士山がうっすらと浮かぶ.

いつかまた,快晴の日に来てみたいものだなあと思いながら展望台でしばし休憩.

由比駅へ戻ることも考えたのだが,せっかくなので峠を越えて興津へ向かうことに.
比較的道の良かった由比側とは対照的にちょっとした山道っぽくなったり.
前日に雨が降っていたこともあり,ちょっとぬかるんでいたのには参った.

峠を下って興津へと足をすすめる.
興津川沿いにはちょっとした桜のプロムナードがあった.

日頃坂の多い横浜で暮らしているとは言えども流石に若干の疲れを覚えつつ駅に到着. 既に日が傾き始めているが,興津始発の列車で更に西へ.

途中,何故か後続の普通列車が先行するということがわかったので乗り換えると,学校帰りと思われる高校生で列車は大混雑.
こんなことならガラガラの興津始発の列車に乗り続けていればよかったと思いつつ,夕暮れの街をひた走り列車は島田に到着.

わざわざ島田までやってきたのは,世界一長い木造歩道橋「蓬莱橋」を見るため.

世界一長い木造歩道橋としてギネスに登録されるだけあって,長い.
パッと見ても結構長いのだが,実際渡るともっと長く感じる.
なんというか,歩いても歩いても前に進んでいない感覚.

ちなみにこの橋,暗くなるとライトアップがあるとの話だったのでどんなものかと思っていたが,橋の両端にある緑のライトが光るようになっていた.
てっきり橋全体を外から照らしあげるようなものを想像していたので,予想外の光り方にちょっと笑った.

蓬莱橋を一往復し,日もくれた島田をひたすら駅まで歩く.
これが地味に距離があって大変だった.

島田から熱海行きの列車に乗り込む.
興津,由比,富士と来た道を戻り,「次は沼津」のアナウンスを聞いて何となく安心する.
聞き覚えのある地名は人を安心させる.

熱海の駅弁屋の営業時間には間に合わなかったので,駅前のコンビニで弁当を買い込み,恒例のグリーン車へ.

今日はつかれた.つかれたが,いい旅だった.

そして,今年の春が終わる.

【春旅2017・完】

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