2017/04/11

わたしのオーバーブッキング協力未遂事件

この前レギンスがどうこうで炎上したユナイテッド航空がまたやらかした模様.

事の顛末はざっくりいうと「オーバーブッキング発生で別便振替要請するも協力者がなく,ランダムで選びだした客に降りてもらうことにするも拒否されたので引きずり下ろした」というもの.
やり方が適切かどうだったかはともかく,航空会社が乗客を降ろす権限はあるっぽい.

この対応が適切だったかどうかということはあまり興味がないが,気になるポイントが.
時系列で言うと搭乗前に「400ドルとホテルで搭乗振替協力してください」だったのが客が乗り込んだ後に「800ドルとホテルにするから協力して」という感じになったらしいが,そもそも協力者がなく飛ばせない状況なら搭乗開始しなければ良かったんじゃないのか.
搭乗口を通って席について,ふう後は一眠りすれば目的地だ,という段になって「まだ協力者出てないんで誰か降りなきゃ飛ばさないゾ」って言われても「は?」と感じるのは当然じゃなかろうか.
荷物引っ張り出してまた搭乗口まで逆戻りして,荷物預けてたならそれが出てくるのを待ち……っていうのは心底面倒くさい.

そもそも今回の問題は別便に振替させることになったということより,無理やり引きずり下ろしたというところに批判が集まっているわけで.
元々協力者が決まるまで搭乗させなければ当然引きずり下ろすという行為も発生し得なかったわけで.
多分協力者が決まるまで待ってから搭乗開始すると時間がかかるからとかいう理由があるんだろうけども,結果として裏目に出てしまったのではなかろうか.

というか市場原理から言えば搭乗開始する前に協力金をもっと引き上げるべきだったんじゃないですかねえ.
協力者が出ないなら協力金を引き上げる,資本主義なら当たり前だよなあ?


今回の事件のニュースを聞いて言いたいのは,実はUAの対応がどうこうということではなくて今年の正月の帰省のときに私がオーバーブッキングに協力しかけた,という話.
「未遂」といった通リ結局協力すること無く終わったのでネタにもならんとブログでは書かなかったが,せっかくこんな事件があったので振り返ってみる.

あれは忘れもしない2017年の1月5日.
実家の老いた飼い犬に会うべく急遽入れた帰省の最終日,新千歳から羽田へのフライト.

最近の飛行機は予約開始が信じられないほど早くなってしまい,11月頃帰省を決めた今回は安いチケットを探すのに苦労した.
結局帰省ラッシュをできるだけ避け,早く実家に行って(12/25)遅く帰る(1/5)という日程にしたにも関わらず,いい時間帯・価格のチケットはなかなか見当たらなかった.
色々と考えて往路はANA,復路は北海道民以外知っているか怪しいAIR DOを利用することに.

ラッシュはせいぜい3日か4日で終わっていたはずだが,それでも新千歳空港は結構な混雑.
余裕を持って保安検査場を通過し……,まあこの時ベルトが反応して3回も検査のゲートを通る羽目になったりもしたのだが,さっさと保安区域内に入って搭乗口前でぼんやりとしていた.

乗る便まではかなり時間があったが,その間に幾度となく流れるのは「座席が不足する可能性があるので後続便への振替に協力いただける方を探しています」という放送.
噂には聞いていたが遭遇するのははじめて.
というのも,北海道に住んでいた頃の飛行機利用は概ねラッシュとは逆方向だったから,そこまで混んでいたということがないからだろう.
つまり,多くの人が首都圏に住み休みに北海道に来るというパターンの中,私は逆に北海道に住み,休みに関東に遊びに行っていたからだ.

そして自分の便の搭乗が近づくと,なんと搭乗予定の便でもオーバーブッキングが発生することが判明.
しかも,よくよく聞いていると2時間後の便に振替で協力金1万円!
時給換算で5000円.バイトと考えればこんなに割のいい仕事はないだろ!ということで颯爽とゲートのおばs……お姉さんに協力を申し出る.

何やら機械を叩いて名前やらを確認した後,「席が足りなくなるかはチェックインが終了する段階にならないとわからないので,搭乗が始まってもこの辺りに残っていてください」とのこと.
なんだ,このワクワク感.
考えてみればこれは,2時間空港でフラフラしているだけで1万円もらえるバイトの採用結果を待っていると言い換えられるわけで,そりゃワクワクもするな,と.

が,しかーし.結局席は足りるから乗ってね!と言われてしまう.
結局,搭乗が最後になって慌ただしくなってしまうだけ,というオチでした.
これほどまでにドタキャンを恨んだことはない.予約したくせに乗りに来ない奴ってなんなんじゃ!


このオーバーブッキング協力未遂事件で得られた教訓は3つ.

まず,時期にもよるのかもしれないが,オーバーブッキングはそう珍しい現象ではないらしいということ.
実際帰宅して調べてみると,通常期の地方路線でもオーバーブッキングが発生した例もあるようだ.

そして次に,AIR DOよりANAのほうが良いということ.
なんのこっちゃという感じだが,この便はAIR DO運航でコードシェア便としてANAでも販売が行われていた.
そのためANAのほうでもオーバーブッキングの協力が呼びかけられていたようだが,AIR DOよりANAのほうがフライトの数が多く,結果としてオーバーブッキングに協力するならばAIR DOよりANAのほうが待ち時間が短くなったようである.
オーバーブッキングが発生することを見越して利用する航空会社を選ぶなんてことはあり得ないが,実際発生したときの待遇は大手のほうが良さそうである.

そして,オーバーブッキングが発生し協力を申し出ても期待しすぎてはいけない(戒め).
もう,1万円で何買うかウキウキで考えていたので本当にがっかりした.
本当に定員超過して協力することになってもらえたらラッキー,くらいに思っておかないと,ぬか喜びしたときがつらい.

時間が有り余ってる学生なんかはバイトとして見ればかなり割が良いので,遭遇したら是非協力してみればいいんじゃないかなあ,と思う.

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