2017/04/16

春旅2017 日本酒とトンネルとレトロ

おはようございます.
時刻は早朝5時半過ぎ.前日早寝するつもりが結局いつもと大して変わらない就寝時刻となり眠気が止まらないが,なんとか布団から這い出して横浜駅までやってきた.

この日は2017年4月1日.
青春18きっぷを使えるのは残り10日間ほどにも関わらず,実は3日分も残っている.
何故3月中に使わなかった,と今になって思うのだが時既に遅し.
この10日間でなんとか残りを消化することにする.

一発目の今回,行き先は群馬・新潟方面.
昨年夏の碓氷峠訪問時と似たようなルートになるが,まずは上野東京ラインで高崎を目指す.

尾久でJR東日本の超高級クルーズトレイン「四季島」が停まっているのを発見した.
クルーズトレインとか絶対楽しい旅になりますやん…って感じだが,果たして将来これに乗ることができるほど金銭的余裕がでるかどうか.
ただこういうのって2人向けってのが多い.カシオペアもそうだったが.
カネよりそっちのほうがハードル高いわ.


高崎,水上で列車を乗り継いで北上.
国境の長いトンネルを抜けると,そこは雪国だった.
水上側も若干残雪があったが,さすが雪国・新潟はレベルが違う.

今日の最初の目的地は越後湯沢.
時刻は既に11時過ぎ.既に6時間近く列車に乗ってると考えると,意外と長いこと列車に揺られていたのだなあと思う.
家を出る前に菓子パンを胃に詰め込んできたが,さすがにお腹が減ったのでここで駅弁を食べる.
実のところお腹が減っていなくても昼食にするつもりだった.というのは……

日本酒のターン

日本酒の時間だああああああああwwwwwwwwwwwwwwwww

子曰く,そこはおとなのゲームセンター
「酒?興味ないわ」と言っていた私を日本酒の道に引きずり込んだ某番組で紹介されてから,ずっと訪問を企んでいた.
ついに,ついに!やってきたぞ.

向かうは利き酒コーナー.
29種類のお酒の中から500円で5種類を選んで飲むことができる.
ここで空きっ腹に日本酒を流しこむことを避けるために先に昼食にしたのである.

お猪口を置く→コイン入れる→ボタン押す→日本酒でる→飲む→うまい!→うれしい

甘口なのか辛口なのか,濃淡度は濃厚なのか淡麗なのかが書いてあるのがうれしい.
日本酒初心者なので,色々試しながら自分の好みを探れる.
飲んでみた感じ,個人的には甘口・辛口の違いよりは濃淡度で好みがわかれると感じた.
濃厚なのもいいのだが,淡麗ですっきり飲めるやつが好きらしい.

やるな!ぽんしゅ館.
これだけ沢山の種類の日本酒から色々と選べるところはそうそうないと思うので,日本酒に興味がある人になら手放しでおすすめできる.

トンネルのターン

というわけで越後湯沢のぽんしゅ館で日本酒を楽しみ,ほろ酔いより少し泥酔寄りのまま電車に乗り込み来た道を戻る.
往路と同じルートを戻るというのはポリシーに反しているわけだが,日帰りだとどうしても限界がある.
ただ,そのかわりに復路にもネタを2つ仕込んでおいた.

というわけでうっかり居眠りしないように気をつけつつ,この山あいの駅で降りる.
何の変哲もないローカル駅に見えるが,実はとんでもない駅である.

日本一のモグラ駅
上り列車でこの駅に降り立つと,何の変哲もない駅に見える.
しかし問題は下り列車が到着するホーム.それは……

この長い階段を下りた先にある. ついでにいうと,列車の本数が少ないのでここから水上駅まではバスを使って帰るつもりなので,下りホームを見に行くとこの階段をまたのぼってくることになる.
それはちょっとなあ……まあでも……

来ちゃった☆ミ
まあこの駅にわざわざ来た以上,下りホームを見ないわけにはいかんでしょ,と.

雰囲気は地下鉄のそれに近く,一方で駅として整備されたというよりはむしろトンネルの中という感じもする.

“感じもする”というか,この駅は10km以上ある長大トンネルの中にある.
小説『雪国』で描かれるトンネルは現在の上り線用トンネルのためこのトンネルとは違うのだが,このトンネルもまた上野の国と越後の国をつなぐ“国境”のトンネル.
ちなみに現在の対新潟輸送の主力となる上越新幹線はこのトンネルの2倍近い長さのトンネルで上越国境をぶち抜いているというのだから,技術の発展というのは凄まじいなあと感じる.

ホームを見学して地上に戻ってきた.
往復で1,000段近い階段を降りて登ったわけだが,日頃坂まみれの横浜で暮らしてるせいか,大したことないな,これ.
この程度でヒイヒイ言うようじゃ修行が足りない.

レトロのターン

土合駅前の雪に埋もれたバス待合所の前からバスに乗り,水上駅へ.
待合所は完全に雪に埋もれているし,時刻表も雪の中で確認できないし,実は廃線になったとかじゃなかろうなと若干不安になった.
五箇山の時といい,バスは不安になるばかりだ.

本数は少ないとは言えまだ上り列車はある.
乗れば乗るほど元を取れる青春18きっぷを使っておきながら何故ここでバスを使ったのか,その理由は復路に仕込んだ2つ目のネタ.

快速・SLレトロみなかみ
日本に残る数少ない蒸気機関車が,これまた珍しい旧型客車を牽いて高崎・水上間を結ぶ臨時快速.
長野旅行の最終日に渋川で見かけてからずっと気になっていたので今回はこれに乗ってみることに.
普段は暇な男子大生特有の時間的余裕を生かし,閑散期平日を狙っている私だが,今回はこの運行日に合わせて珍しく土曜日に旅に出ている.

駅構内にはSLの飾りぶら下がっていたり.
こういう飾りのことを何と言うんだっけか.フェルト…?

何かがあったらとりあえず絞り開けてボケた写真を撮る.

券売機横にはこんな看板も.
さっきの飾りといい,手作り感溢れるSL歓迎ムードが駅構内に感じられる.
それにしても,首都圏から少し足を伸ばせばSLに乗れるというのはもっと人気が出るのかと思ったが,意外にも直前でも空席があるようだ.

SLに牽かれる客車は茶色一色の旧型客車.




車内はまさにレトロ.
他の乗客がSLの撮影に夢中になっている間に閑散とした車内でパチリ.

先頭に行ってSLを眺める.
駅の外で準備中のSLを見たが,こうして間近で見るとより迫力がある.
何より煙がモクモク出てるのがロマン.

発車時刻が来て,手動のドアがバタバタと閉まる.
汽笛が鳴ると客車が「ガタン」と揺れて,SLレトロみなかみは高崎へと走り出す.

SLに牽かれる旧型客車でガタゴトと揺られながら車窓を眺める.
もし生まれた時代が違ったなら,こんな旅をたくさんしていたのだろうか.

列車はあっという間に終点・高崎へ.
近代化したホームに降り立つと一瞬タイムスリップしたかのような錯覚さえ感じる.

さあ,横浜に帰ろう.
グリーン車の最後部に乗って,気兼ねなく椅子を倒しながら.

【完】

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