2017/03/29

春旅2017(京都・北陸)【DAY3+Epilogue】

DAY3:リベンジ

おはようございます.
3日目のスタートは高岡駅から.まずは昨年のリベンジ!

リベンジとは一体なにかというと,昨年高岡を訪れた際,海越しに見える立山連峰を拝むことを楽しみにしていたのだが,天気が悪くそれは叶わなかった.

ちなみにこれが昨年訪れた時の写真.
この日は雨こそ降らなかったもののどんよりとした天気で,立山連峰を見ることはできなかった.

しかし!この快晴!真っ青な天気!
ということは高岡駅から立山連峰を見ることができるな?というわけでウキウキで駅に入ると……?


めっちゃ雲かかってますがな.
高岡周辺はいい感じに晴れているのだが,肝心の連峰に雲がかかっているようである.

さてどうしたものか.
最終的には昼過ぎに金沢にいればいいわけで,この天気なら立山連峰鑑賞は諦めてまた金沢行くのもいいかなあ…とも思ったが,
せっかくなので海越しに立山連峰を見ることができる雨晴海岸へ行ってみることに.

というわけで氷見線に乗って雨晴へ.
駅のすぐ近くに海がある.ここから雨晴海岸へと行ってみる.

この岩は義経岩と言うらしい.かつて義経がここで雨宿りをしたとか.

んで,肝心の立山連峰のほうだが.
まあ案の定,この写真で言うと右奥に見えるはずの立山連峰は雲に隠れて見えなかった.

高岡に戻る列車まではまだ少し時間がある.
それまではここで海でも眺めるか.

いやしかし,無念だ.
1年あけてまた同じところに来るという,そこそこの禁じ手を使ったにも関わらずこの結果.
やはり天気が絡むものはなかなか難しい.
近場の散策であれば延期したりもできるのだが,この距離だとそれも難しい.
しかもこの場合,高岡から立山連峰一帯の天気が絡む.
そうなると日本海側一帯が完全に晴天の日を狙って夜行バスで突撃するしかない.
それでも山の天気は変わりやすいというし,山に雲がかからないという保証はない.いや難しいなあ.

そろそろ電車が来るし,駅に戻ろう.
ん…?


うっすら見えてるじゃん!
手前に見えるのは富山湾.その奥に薄っすらと雪をかぶった山々が見える!

最後によくよく目を凝らしてよかった.
電車が来るまでの僅かな時間,夢中でシャッターを切った.
高岡リベンジ,成功.

DAY3:山奥の集落

高岡から金沢へ移動.
新幹線を使おうかとも思ったが,新高岡までの移動がやや面倒くさくて結局あいの風とやま鉄道とIRいしかわ鉄道で移動した.
北陸新幹線が高岡駅に直接乗り入れていれば……と思ってしまうなあ,どうしても.

今回は金沢市街地は完全にスルーしてバスに乗り込む.
向かうは昨年取りこぼした白川郷.

キタ!キタキタキタ!
いつか見たいと思っていた合掌造り,ついにやってきた.

しかしアレだな,この合掌造りというのはなかなかすごいんだが,写真がどうも撮りにくい.
一軒を引いて撮っても基本的にはなわけで何となく撮影が難しい.
とりあえず茅葺屋根に寄って撮ってみたり.
こうして見ると,雨とか雪が中に染み込まないんだろうかとか,断熱性はどうなってるんだろうかなどなど色々考えてしまう.
何なら一度住んでみたい気もする.

寄って一軒撮るのがダメなら引けばいい.というわけで展望台へ行ってみた.


これだよ!これ!
尾道とかもそうだったのだが,やはり私は展望台から見るスペクタクルが好きで仕方ないらしい.
広角レンズ,買うかー……

さて,展望台からバスターミナルに戻ってきた.
ここから加越能バスが運行する「世界遺産バス」に乗る.

このバスは白川郷から五箇山を通って城端・高岡を結ぶバスで,予約不要で乗れる.
金沢と白川郷を結ぶバスが予約制で満員だったので,予約不要で本当に乗れるか若干不安で早めにバスターミナルへやってきたが,杞憂だったらしい.
白川郷から乗り込んだのは私を含めてたった3人.
なるほど予約不要なわけだが,果たしてこの人数で採算は大丈夫なのか.シーズンオフなのかな……?

城端までは一般道を走り,路線バスと同様にバス停に止まっていく.
途中から乗るやつなんていないでしょ,と思ったが,なんと途中から中学生か高校生という感じの学生が乗り込んできた.
地図を見る限り,白川村の中心にある学校へ通っている学生が帰宅するために使っているようだが,完全に観光目的のバスだと思っていたところに唐突に地元の人が乗ってきたのでびっくりした.
ここで生きていくというのはなかなかできない経験だし,面白そうだとも思う反面,やはり大変なことも多いのではないかと思う.

そんなこんなで,観光客と地元の学生を載せたバスに揺られ,岐阜県(白川村)から富山県に突入.
「合掌造り」というと白川郷のイメージが強くあるが,実は富山県側にも五箇山という合掌造りの集落群がある.今回はそこも見学していく. まずは相倉集落を見るため,相倉口というバス停で下車した.

バス停から少し歩くと集落が見えてくる.
観光客で溢れていた白川郷とは対照的に,相倉ではほとんど観光客を見かけなかった.

相倉集落の全景はこんな感じ.
白川郷と比べて規模は小さく,観光地として開発された印象のある白川郷よりここに人が住んでいるという印象を強く受ける.

さて,集落を一通り見て回ってバス停に戻る.
実はさっき乗ってきたバスが定期ダイヤとしては最終バスになる.
ではどうするか,というと,菅沼集落のライトアップに合わせて運行される臨時バスを待つ.
相倉が思ったより小規模だったのでバスが来るまでまだ1時間ある.
それまでこのバス待合所で待たなくてはいけない.外はだんだん薄暗くなって,雪も時折ちらつく.
やや不安になってきたぞ……

不安に追い打ちをかけるように,待合所の電気が消えた.
不安を紛らすために鼻歌を歌っていたのだが,「カチッ」という音と共に照明が消えて変な声が出た.

定期ダイヤのバスはとっくに終わっているわけで,それに合わせて電気を消したのだと思う.
菅沼ライトアップの臨時バスも,普通は始発の高岡から乗ってくるわけで,こんな山奥から乗り込むやつがいることを想定していないのだろう.

想定していないと言えば,予約時に「相倉から乗ります」と言ってあるが運転手はそれを覚えているだろうか.
「ここから乗るやつなんておらんやろw」と通過されたら本当に凍え死んでしまう.
一抹の不安を抱えつつ,いざとなったら薄暗がりで存在をアピールできるように携帯のライトをつけることができるようにしてひたすら待つ.

結論から言うと,バスはちゃんと停まってくれた.
よかった,本当に.

乗り込んだバスの向かう先は五箇山・菅沼集落.
この日,菅沼集落ではライトアップが行われており,白川郷と相倉に加えて菅沼のライトアップを見るために計画は四苦八苦した.
位置関係的には,白川郷-菅沼-相倉-高岡という感じになっているのだが,白川郷→相倉→菅沼→高岡と五箇山周辺を行ったり来たりすることでこれらをすべて計画におさめることに成功した.
やっぱり旅行の計画たてるのは楽しい.

ついにきた!
合掌造りのライトアップ.
これをいつか見たいと思っていて,今回の旅行の計画の初期動機はこれだった.
合掌造りのライトアップを中心に据えてのプラン.結果として京都北部から岐阜・富山を移動するなかなか壮大なルートになったが,本当にきてよかった……

雪もちらつく中,集落に伝わる踊りや語り部,そして何より照らされる合掌造り.
臨時のバスもありアクセスも容易.見物客もそれほど多くなく,落ち着いて鑑賞することができる.
是非行ってみていただきたいと思う.

Epilogue

バスで高岡へ戻り,電車で富山駅へ.
これにて全行程を終了し,横浜へ戻る.

正直,一泊して富山を観光して飛行機で帰るというルートを考えなかったわけではないが,富山観光は今後の楽しみにしておくことにして,夜行バスを使って帰ることにする.
とりあえず晩御飯を食べたかったのだが,駅前でいい店がなくコンビニでパンを買って食べた.

実はこれが人生初の夜行バス.
4列はおおよそムーンライトながらと似たようなもんだろう,ということで今回は3列独立シートのグランドリーム金沢2号をチョイス.
信頼と安心のJRバスである.

乗り込むとなるほど,通路が狭いな.
3列だからというのもあるんだろうけど,シートが思ったより大きい.
自分の席にたどり着くまで結構苦労した.

グランドリーム金沢号は一路東京へ.
何故か途中で下車ボタンが何度も押されて,緊急事態の可能性を考慮してか急停車するというアクシデントもあったが,結局何事もなかったようである.
いたずらならほんとやめて欲しいですね……

途中何度か目覚めたが,ムーンライトながらよりは間違いなく快適.
隣に人がいないというのが嬉しい.

結局3,4時間は寝て起きたらバスは練馬付近を走行していた.
地図を見た感じ,練馬で関越道を降りたようである.…ようである,というのはカーテンを開けなかったので外の様子がよくわからなかったからだ.

そしてあっという間に東京駅日本橋口へ.
八重洲と丸の内は使ったことがあるが日本橋口ははじめて来るかもしれない.

早朝の東京駅を歩く.
旅が終わった寂しさを感じながら,そして少しだけほっとしながら.
東海道線に乗って鶴見川を渡ると,ああ帰ってきたのだなあ,といつも思うのだ.

【完】

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