2016/12/01

ミラーレス一眼選びで悩んでいたあの頃の自分に教えたいこと

あの頃のカメラ選び

α6000を買ってから半年ほどが経った.
8月・9月の旅行以来使う機会は多くはないものの,α6000にはかなり満足している.

思い返せば,最初はスマホのカメラに不満を持ってコンデジを買おうとし高級コンデジを買うくらいならミラーレスにすっか!ということでミラーレスを選んだという経緯があってα6000を最終的に選んだ.

α6000以外の選択肢にはオリンパスのOM-D E-M10 mk2やパナソニックのGX7mk2があった.
カメラを選んだあの頃,どんなことに悩みつつ選んだのかを振り返りながら,実際のところ使ってみた今,カメラ選びについてあれこれ考えてみたいと思う.

手ぶれ補正

最大の悩みは手ぶれ補正だった.
α6000いいなあと思いつつなかなか購入に踏みきれなかったのは,α6000にボディ内手ぶれ補正がなかったからだった.
対抗馬のOM-D E-M10 mk2GX7mk2にはボディ内手ぶれ補正があった.
SONYのEマウントレンズの多くには手ブレ補正機構があるので,それを使えば問題ないものの,非純正レンズを使った時の手ぶれ補正を気にしていたのを思い出す.

使ってみた結論から言うと,手ぶれ補正は「あったほうが嬉しい」くらいレベルに過ぎない.
どういうことかというと,手ぶれ補正があっても,ブレるときはブレる!ということだ.
例えば姨捨の夜景を見に行った時.柵に肘を載せ,息を止めて…と色々頑張ったが,完全に手ブレを防ぐことはできなかった.手ぶれ補正があるにも関わらず,である.
手ぶれ補正機構は手ブレを軽減する機能を持つにすぎない.もちろんそれは重要な事で,あったほうが嬉しいのは間違いない.
ただし,それで補えるレベルのブレを超えれば,手ブレ補正機構があってもブレるのである.

結局のところ,ブレが嫌なら三脚を使え!ということである.
当時の私もそうだったのだが,三脚にはなんか抵抗感があるという人は結構いると思う.
三脚を持って旅行に行こうと考えると,まずデカイし,そして重い.三脚はさすがになあ……と思ってしまいがちである.

しかし,三脚を使え!と言ってもぱっと想像するようなふざけた大きさの三脚でなくてもいいのである.
例えばManfrottoのMP3-BKとか.机とかに置いて使えるとても小さい三脚だ.
重さは141gと超軽量.これなら持ち運びに苦労はしない.

そうは言ってもこれじゃ高さが足りんわ!というのであれば,三脚ではないがゴリラポッドがおすすめだ.
これは柵とか手すりに脚を絡み付けるようにしてカメラを固定できるという優れもの.
色々種類があるので,手持ちのカメラの大きさや重さに合わせて選べばいいと思う.これも軽くて持ち運びしやすい.
下のタイムラプスは,歩道橋の柵にゴリラポッドを括りつけ,ダイソーで仕入れたスマホ固定用の部品を取り付けて撮影したものだ.

結論:手ぶれ補正はそこまで気にしなくていい.ゴリラポッド買っとけ,捗るぞ.
……あと,ゴリラポッド携えてもう1回姨捨行きたいです,ということです.

防塵・防滴

逆に当時は気にしていなかったが今かなり気になるのが防塵・防滴
防塵防滴対応のミラーレスというと,フジフイルムのX-T1とかオリンパスのOM-D E-M5あたりが有名.
ただこいつら,高い!
防塵防滴を求めた瞬間,そうでない機種と比べると一回りくらい高くなるような印象.
ちなみにソニーはというと,α6300/6500は「防塵防滴に配慮した設計」というような,親知らず抜歯後の跡に米粒が挟まったようななんとも言えない歯がゆさを感じる微妙な表現.
ついでにレンズのほうも防塵防滴に対応しているのはフルサイズ対応のFEレンズのみらしい……というこれまた微妙な感じ.

当時,防塵・防滴はあまり……というか全く気にしていなかった.
しかし,近場にフラッと出かけるならともかく,遠出の旅行となると天候に合わせて日程を組むとかはほぼ無理.
そうなると旅先で雨に降られたり雪に降られたりすることも当然あり得るわけで,防塵・防滴がないとそういう時にちょっと使いにくいなあと思ってしまう今日このごろである.
また,4年前の自分に言っても絶対信じてもらえないと思うのだが,最近雪景色が結構好きなのだ.
冬場の北国の雰囲気とかも,旅行で行くなら,という但し書き付きで結構好きである.こういうところは当然雪が降っていることが多いわけで,防滴がないとなかなかつらい.

現実的には,レインカバーを買うとか,検索すると腕抜きを使うだのシャワーキャップを使うだの色々対策はあるようだが,どうにもスマートさに欠けるのは否めない.
そもそも外で使うことが多いのに,ちょっと雨に降られたらお陀仏になる可能性があるガジェットってどうよ!?というわけである.

実際,先日関東で雪が降った日,カメラを持って少し出かけてきたのだが,傘を差しながらカメラを構えて……なんてやるのは無謀すぎた.
少なくともレインカバーは手に入れる必要があるなあと思った.まだ探しているところなので,良いのが見つかったらまた別途紹介したいと思う.

センサーサイズ

ミラーレス一眼のセンサーとして主なものはAPS-Cとマイクロフォーサーズである.
ソニーのフルサイズ機もあるのだが,まあ目ん玉飛び出るくらい高いので……
APS-C機を出しているのはソニーとフジフイルム,マイクロフォーサーズ機を出しているのはオリンパスとパナソニック.
同じセンサーサイズでも当然メーカーによって特徴があるわけだが,一般論としてはセンサーサイズは大きい方が良い.
この場合APS-Cのほうがマイクロフォーサーズより良いという話になる.

……が,そんなものはピクセル上の空論にすぎない.
センサーサイズに限った話ではないのだが,カカクコムとかを見るとやれ同じ位置で撮って比較してみたらどうとか,拡大してみたらどうとか,なんやかんやと細かい話をする人がたっくさんいる.
しかし問いたい,お前はピクセル単位に注目するためにカメラを買ったのか,と.
もちろん,大きく引き伸ばして印刷した時に綺麗に見えるかどうかというレベルなら,それをしたい人にとっては重要かもしれない.
しかし,写真を撮ってPCに取り込んで眺めるくらいのゆるい楽しみ方なら,そのレベルの話は心底どうでもいい.
実際のところ,カメラ買って撮影してみて取り込んで「さすがにスマホとは比較にならんなあ」とニヤつく,そういう楽しみ方ならセンサーサイズなんてどうでもいい,ほんと.

レンズラインナップ

買うときはどうでもいいと思っていても,十中八九新しいレンズが欲しくなる.
なので,購入時にも一応レンズラインナップを念頭に置いておくほうが良いと思う.
大事なのは画角と値段.画角はどれだけの範囲を写真に映すかということで,数字で言われてもしっくりこないと思うので,ネットサーフィンでもしていろんな写真を見つつ,自分が撮りたいなあと思う写真がどの画角で撮影されたものかをだいたい把握すればいいと思う.
その上で,買おうとしているカメラに対応するレンズで,その画角のものがどれくらいのお値段がするかを確認する.
自分の欲しいレンズがあったとしても,金銭的な制約で買えないのならそれは存在しないのと同じだからだ.

見た目

なんやかんや重要なのが見た目である.
もちろん,見た目そのものはカメラの機能には直接関わってこない.
ただ,好きな見た目のカメラでないとそもそも持ち歩く気にならない.
いくら高性能なカメラでも,写真を撮りにいかなければ宝の持ち腐れなので,まず「見た目がハマるか」というところは必要条件として非常に重要であると考える.
α6000を買うときに迷ったのはOM-D E-M 10とGX7mk2だったが,前者はデザインが好みでなく却下した.あの判断は正解だったと思う.


総括

もし今ミラーレスを買うならという状況設定を仮定すると,おそらくソニーとフジフイルムの各機種の間で迷うと思う.
当時重要だと思っていた手ぶれ補正がそれほど効かないとなると,デザイン的に好きなソニーとフジフイルムが選択肢に入ってくる.

一番の懸案である防塵防滴対応が明確にうたわれているのはフジフイルムのX-T1.ここは「防塵防滴に配慮」とかいう微妙な表現をするソニーよりは優れる.

一方で,フジフイルムは全体的にレンズが高い.その分いいレンズがたくさんあるわけだが,いかんせん高くてなかなか手が出ない.
レンズまで考えるならソニーなのかなあ,と思う.まあ,ソニーも防塵防滴に配慮しているとされるものは本体もレンズも高いんだが……

……とまあ,買うときに色々あーでもないこーでもないと考えるのもそれはそれで楽しいのだが,買ったらもっと楽しいので,買い物フェーズから撮影フェーズに思い切って踏み込んでしまえばいいと思うよ,というのがあの時の自分に一番言いたいことなのかもしれない.

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