2016/09/12

2016年夏 長野旅行記【1日目-2:松本・昼の姨捨/夜の姨捨編】

信濃の国の城

松本に戻ってきた.これから長野方面へ向かうが,その前に松本城へ.
しかし暑い.これがむしろ日常の気温なのだが,上高地の涼しさに慣れてしまったからかいつも以上に暑く感じる.
松本駅から松本城まで少し歩くが,駅前に金券ショップがいくつかあるあたり,何となく関西っぽいと思った.

松本城といえば,日本に12箇所しかない現存天守のひとつがあるわけで,当然これに登らないわけにはいかない.
入場時の「待ち時間20分」の掲示を見なかったことにしつつ,天守へと向かう.

天守内が混雑しているということで,入場規制をかけつつ細切れに見物客を中に入れていくスタイル.
21世紀で最も間の悪い男として知られる(自称)私にとってはいつものことだが,自分の直前の集団が入ったところでストップをかけられた.
後ろの関西人っぽいおじさんとおばさんに「ハハハついてないなあ」みたいなことを言われたので,「いやーいつものことなんですよハハハ」と返しておく.
「ここで不運使い果たしたから宝くじ当たるでハハハ」みたいなことも言われた.ポジティブすぎるんだ(*^◯^*)
基本的に期待値マイナスの賭けはしません.

城内には展示もあるが,集団の先頭で入ってしまったので,後ろから何となく感じる圧が気になりほぼスルーしてしまった.
お城に限らず博物館や水族館等々,この手の展示はその時眺めて「はえ~」となっても,帰ったらだいたい忘れてしまうのでそれはそれでいいかな,と思う.
結局,城で言えば天守からの眺めのように,ある種のスペクタクルさえあればそれで満足できる.

というわけで,最上階へ.
さすがに城の階段は夜行快速と上高地散策のコンボでダメージが蓄積した脚にはキツかったが,なんとか登り切った.
スッキリ晴れていれば山が綺麗に見えるらしいが,残念ながら薄雲がかかっていて見えることはできなかった.

絶景の駅・昼

篠ノ井線 普通2243M 松本→姨捨

松本駅に戻ると,予定より1時間早い普通列車に乗れる時間であることに気づいた.
駅で時間を潰しても仕方ないので,予定を少し早めることにした.
とりあえず腹が減ったので駅弁を買った.旅はやはり駅弁だ.
姨捨までの間に列車で食べようと思ったが,2両編成の列車はかなりの混雑で座ることもできず,結局駅弁は姨捨駅までお預けとなってしまった.

そうそう,この日上諏訪で花火大会か何かがあるとかで,多くの見物客を捌くべく東京から応援の列車が来ていた.
秋葉原に行くと万世橋あたりでよく見るこの車両がまさか松本にいるとは思わなかったので記念に撮っておいた.

途中で席が空くかなあと淡い期待をしていたが,結局ほぼ満席のまま列車は姨捨駅へ.

ここ姨捨は,日本三大車窓のうちのひとつに数えられるほど景色が綺麗なことで有名な駅.
駅からの善光寺平の壮大な眺望は一見の価値がある.
ちなみに三大車窓の残り2つは,九州・肥薩線と北海道・根室本線の旧線部分で,肥薩線は現存だが根室本線のそれは現在廃線となった部分である.
廃線が三大車窓にランクインって,いいのかそれ…と正直思わなくもない.

駅の待合室で松本で仕入れた駅弁を食べる.朝飯が軽かったので流石に腹が減っていた.
駅弁を食べ終えた後,駅からの景色は後回しにして姨捨の棚田を見に行くことにした.
棚田と言えば地理の教科書か何かで見たことがあるが,実物を見るのははじめて.
実家も稲作地帯だったが,北海道だったのでどちらかというとアメリカ的というか,だだっ広い土地を全部田んぼにしてみました!という感じだったので,こういう田んぼを見るのは新鮮.

棚田から見る姨捨駅.ちょうど長野方面から普通列車がやってきた.
この駅,坂道の途中に駅を作るために「スイッチバック」という特殊な運転方法をする駅になっている.
詳しくはGoogle先生に聞いてください.その手の解説はありふれているので,車輪の再発明はしません.

棚田の稲と善光寺平.
それにしても,西日がきつく暑い.我らがユニクロのエアリズムシャツが汗でびしょびしょである.
駅からの景色を見るべく再び姨捨駅に戻るが,坂道がきつく更に汗をかいた.あまりに汗だくなのでシャツだけ脱いでビニール袋に入れてかばんに突っ込んでおいた.

駅に戻ると再び松本方面行きの列車が来ていた.さすが三大車窓にランクインするだけあって見物客も多い.

駅からの景色.
なるほどさすが,これは三大車窓になるわ,という壮大な眺め.長野行きの列車が来るまでしばらく景色を眺めていた.

篠ノ井線・信越線 普通2245M 姨捨→長野

再び予定より1時間早い列車に乗って長野へ.
一応ホテルに電話で聞くと,1時間早くチェックインしても大丈夫ということなので,ホテルに行ってシャワーを浴びることにする.
汗だくのシャツは潔癖症的に許されないラインを超えてしまったので,このまま家に持って帰るのは気が進まないし,ついでにコインランドリーでシャツも洗うことにした.

そうそう,この列車内では向かい側に男2人,女2人の高校生か大学生っぽい4人グループが座っていたのだが,うち男のほうの1人が鉄道に詳しいのか何なのか知らないがその手のウンチクを垂れ流していた.
女性陣2人は完全に興味なさげなのだが,もう1人の男が適当に相槌を打ってしまったがためにウンチクが加速する.
そこでアクセル踏むのはまずいですよ…と思いながら眺めていた.
ウンチクが光の速さを超えた彼のその後を僕達はまだ知らない.

絶景の駅・夜

長野に到着.善光寺口を出てホテルへと向かう.途中凄まじい既視感を覚える地名に遭遇しつつ徒歩数分でホテルに到着.
早速チェックインしてコインランドリーにシャツを突っ込み,最上階の展望風呂へ.
展望風呂からは駅を眺めることができて,多分,行き交う列車を見ることができるはずである.
…はずである,というのは裸眼だと見えなかった,ということです.レーシックするぞ.

信越線・篠ノ井線 快速ナイトビュー姨捨 長野→姨捨→長野

ひとっ風呂浴びてさっぱりした後は再び長野駅へ.
長野から本日の最終イベント,ナイトビュー姨捨に乗車し姨捨の夜景見物に向かう.

方向幕に月のマークがあってかわいい.

この車両,比較的の新し目のハイブリッド気動車ということもあり車内は小奇麗.
シートピッチも広く脚も伸ばせる.これで一晩過ごしたい人生だった…

長野駅で晩飯用に駅弁を買い込んでいたのだが,シートピッチが広くテーブルがやや前目に降りてくるので使いにくいのは笑った.
…が,食べ終わってよく調べると肘掛けからサイドテーブルを出せるようになっていた.流石によく考えられていた.
このナイトビュー姨捨も早5周年?らしく,その記念に夕方見た棚田で作ったお米が配られた. そして列車は再び姨捨駅へ…

こいつはすげえ.
夜景を見るのは中学校の修学旅行で函館山に行った時以来だが,夜景はいいぞ.

姨捨では地元の人たちによって味噌汁や甘酒が振る舞われ,姨捨伝説の語り部や夜景の解説,尺八の演奏などのもてなしがあった.
復路の列車が戻ってくるまでの間1時間ほど,姨捨の夜を楽しんだ.

復路の列車ではいよいよ疲れが出たか,途中から爆睡し気がついたら長野に戻ってきていた.
ここまでの行程でもちょくちょくうたた寝していたので,ようやく最低限の睡眠時間を稼げたかな,という感じ.

長野駅からホテルに戻って盛りだくさんの1日目はようやく終了.
2日目に続く.

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