2016/09/09

臨時快速で行く上高地・松本・長野 青春18きっぷの旅【プロローグ】

さて,夏である.
過去に敢行した高山,金沢・京都旅行はどちらも春だった.
その理由は夏は暑いから,冬は休みが短いから.
気候も悪くなく,天気も比較的安定し,それなりに休みが長い春こそ旅行にふさわしい,そう思っていた.

しかし今年は夏に旅に出る.
というのも,今年度 NO OWARIはどうやら昨年までのような暇がない可能性が濃厚になってきたからである.
春に旅に出られないなら,夏に出るしかないだろう(といいつつ冬も合間を縫って旅に出るつもりでいる).

昨年度末の金沢・京都旅行で,自分にはどうやら青春18きっぷでのんびり移動する旅行のほうが向いているらしいということがわかった.
よって今年夏の旅行は青春18きっぷを使う.ただし,夏休みで浮かれた糞ガキが多い8月には出歩きたくない.
よって,キッズたちが自由研究の発表でもしているであろう9月こそ,旅に出るのにふさわしい.大学生の夏は長いのである.

だがしかし,青春18きっぷの夏は長くない.
基本はキッズたちの夏休みに合わせてあり,お情け程度に9月の最初の10日間が利用期間になっている.
故にこの10日間を最大限生かさなければならない. 結果,9/1〜9/10の間計6日間(うち2日は所謂“0日目”),青春18きっぷの旅に出るというマゾにはたまらない計画を実行に移すことと相成ったわけである.


その第一弾の計画がこの旅になるが,この旅は以下のような思考回路によって創りだされた.

まず,せっかく青春18きっぷを使うなら,以前利用したムーンライトながらと共に現存するただ2つの夜行快速(臨時ではあるが)であるムーンライト信州に乗ってみたい.
ムーンライトながらを往復とも利用した高山旅行では,足腰が無事死亡し「2度と夜行快速は乗りたくない」と当時言ったのだが,私の記憶は両手ですくった水の如く失われていき,この猛暑で干からびた手は再び同じ水を求めてしまった.
つまりバカということである.喉元過ぎれば熱さを忘れるのは人の性質かもしれないが,忘れるだけに飽きたらずわざわざ熱湯を欲しがるあたりにバカさを感じる.

ということで,目的地ファーストではなく,移動手段ファーストで旅の方向性が固まってくる.これもはたから見ればアホ極まりないだろうが,そういう旅行が好みなのでこれはしかたない.
とにかく,まず長野県方面に向かうことが確定した.で,次なる問題は早朝の長野の地に降り立った私は果たしてどこへ向かうべきか,ということである.

「とりあえずどこか涼しいところに行きたい!」ということで,上高地に行くことにした.
つまり,ムーンライト信州は白馬行きだが,松本で下車し,アルピコ交通を利用し上高地へ向かう.
せっかく上高地に行くのだから,朝の空気を胸いっぱいに吸い込み,上高地の散策をする.
野生のクマが出没するかもしれないのが心配だが,アニメのOPでも口ずさんで存在をアピールすれば大丈夫だろ.
歌うのは当然,くまみこのクソダサOPだ.

上高地の散策を終えたあとどこへ向かうかが次なる問題になる.
最初に考えたのはバスで更に西へ進み,新穂高,白川郷方面へ向かうパターンである.白川郷にはいつか行ってみたいと思っていたので,良さそうな計画ではある.
ただし,ここまで来ると青春18きっぷの旅というより,バス旅行になってしまう.
ということで,おとなしく一度松本に戻ることにする.

松本に着いたら…まあ松本城の観光をしよう.
それでもまだお天道さまが真上にくる頃だ.やっぱり夜行快速は最高や.足腰なんていらなかったんや.
更に近辺で行ってみたいスポットを探すと,「姨捨駅」がある.
「駅に行きたいとか鉄オタか?」という指摘は,姨捨駅に関して言えば必ずしも当たらない(官房長官語録).
姨捨駅は絶景で知られるスポットで,鉄オタ以外も楽しめる.当然鉄オタも楽しめるが…スイッチバックとかあるしね.

姨捨駅から善光寺平の景色を眺めた後,長野へ向かい一泊することにする…
と思ったら,「姨捨駅に夜景を見に行こう!」みたいな臨時快速を発見!
これは行くしかないので,長野でホテルの部屋に荷物を置いて,再度姨捨駅へ向かう!

夜の姨捨で夜景を楽しみ,再び長野へ戻り一泊.
こうして,東京から新幹線で2時間もかからない(近い!)長野の地に,ほぼ丸一日かけてたどり着くのが初日の行程.


そして2日目.
2日目は基本的に帰宅の方向性で移動をしなければならない.長野から横浜への帰宅をするとなると,前日のルートを逆にたどるのでは面白く無いので,真っ先に思いつくのはしなの鉄道で小諸へ,小諸から小海線で小淵沢,中央線経由での帰宅である.
しかし,実は10年ほど前に小海線経由で軽井沢へ行ったことがあるので,あまり乗り気がしない…

ではどうするか,時刻表をペラペラ眺めてみると,飯山線においこっとなる臨時快速列車を発見.
「期間限定」とか「臨時」が大好きなので,これに乗って新潟県は越後川口まで向かう.
「長野から横浜に帰ろうとしたら新潟県にいた.何を言っているのかわからんと思うが…」などと思いつつ,越後川口から上越線・高崎線で一路東京を目指す.
と思ったら,草津のほうからくる臨時快速に途中から乗れることが判明!
大喜びでこの列車を帰路に組み込んだ.

というわけで,臨時快速にまみれた晩夏の3日間の記録,はじまりはじまり…

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