2015/04/11

ドア、挟みし向こう側。

ここにいう「挟む」とは「指をドアに挟んだよいってええええええええ」とかではなく、「テーブルを挟んで座る。」のような意味合いでの「挟む」である。
などと注釈をつけている時点でこのタイトルは失敗だったのだなあ、とこの時点で思うのだ。

 さて、新学期も始まりこのブログも順調に更新が滞っている。どっちかというと新学期というよりは新アニメのせいで忙しさが増しているのだが、どうせ数ヶ月すれば夏休みだ。
新学期といえば、進学やら就職で新たな住処に移った人もいるだろう。私も2年前のちょうど今頃、本州に入るにはパスポートが必要などと言われる北海道から神奈川へ移り住んだのだった。

新たな住居に移るにあたりよく言われたことが、「新聞の勧誘とかめちゃくちゃたくさん来るよ!」という忠告だった。
まあ確かに、やれ洗剤だの何だのの粗品を釣餌に新聞の契約を求める勧誘があるらしいとは知っていた。だから私もどんな断り方をしようかと、持ち前の性格の悪さでウッキウキだった。
そしてあとはみんな大好きNHKだ。受信を主目的とする機器がウンタラカンタラ、色々と謳ってワンセグ機能付きケータイまで契約必須にすることでお馴染みのNHKだ。終いにはネット契約していたら契約必須にしたいらしいとの噂まである。
そんな彼らがやってくるかもしれない、そう覚悟していた。

 蓋をあけると上述二種の訪問者のうち、やってきたのはNHKだけだった。
Amazonで頼んだゲームソフトが届く予定の日、ついに鳴ったピンポンにウッキウキでドアを開けるとそこにいたのは某放送局の某さんであった。
どうしてこうも人をイライラさせる登場の仕方ができるのだろう、狙っていたとしか思えない。彼は部屋を覗き込み(1Kだから中まで見えてしまう)、ノートパソコンを指し「あれテレビですよね?」などと寝言としても程度の低い戯言をのたまったわけだが、いつから彼の世界ではテレビにキーボードが一体となった製品があったのだろう。
とにかく、それ以来NHKは来ていない。

新聞屋は音沙汰がない。よく考えると近くに新聞屋があるのかもわからない。一応朝早くに新聞配達しているのは見たことがあるから、どこかにはあるのだろうと思う。
ただし私の家に来たことはない。別に来てほしいとも思わない。大学の図書館で読めるからだ。

一方思わぬ伏兵として、しょっちゅう訪れる厄介者がいる。それはインターネットプロバイダの代理店だ。あまりにしょっちゅう訪れていい加減腹が立ってきたのでその手法をワールドワイドに晒すことにした。それがこの記事だ。
彼らはまず早口で名乗る。私も大概早口だが、それよりも早い。なんせ早口に慣れている私が聞き取れない速度で名乗る。
そして「どちら様ですか」と再度の名乗り口上を求めると聞こえないふりをして黙るのである。なるほど、難聴系勧誘員というのが最近のトレンドのようだが、現実にやられてもこちらからドアを蹴破りたいほどのストレッサーにしかならない。或いは勧誘員にすら無視されているのかもしれない。悲しい世界だ。
そんな無視にもへこたれず「どちら様ですか」と数回、壊れたラジオのように問いかけると、観念したのか再度名乗り始める。なんだ聞こえているじゃないか、許すまじ。
名乗り始めたかと思えば再度はっきりしない。どうやらNTTの代理店だか、そんなことを言っているようだ。そして「この地域のインターネットの回線の設備が更新されまして」「通信状況の確認に」などと言い始める。だがこれに騙されてはいけない。まともな更新なら更新前にお知らせするだろう。通信状況に影響するやもしれない設備更新を勝手にするはずもないのだ。
…などと偉そうなことを言っているが一度うっかりドアを開けたことがある実体験から、この時点でもうプロバイダ乗り換えの勧誘はほぼ確定。「忙しいので」とシャットアウトして問題ない。話を聞き続けてもプロバイダ乗り換えの方へ話がゆっくりと、打ち寄せては返す波のように進んでいくだけだ。
中にはしつこいのもいて、「他の方にも忙しい中対応していただいています。」などと食い下がってきたりする。嘘をつけ、他の方にも同じように足蹴にされて若干涙目なのはバレバレだぞ。
或いはその「他の方」は、小学生がいう「みんなあれを買ってもらっている」みたいな正体不明の「みんな」なのかもしれない。
それでも放置しているとピンポン連打、ドアコンコン連打、なんだこいつは。指先についたアロンアルファも真っ青のしつこさだぞ。数分間不愉快なドア越しの圧迫を続けると、彼は諦めたのか去っていった。

結論から言ってしまえば、荷物が届く予定がある時以外は居留守するのが正解だ。
ただやっかいなことに、上のNHKのときや粘着質の彼のように、Amazonから荷物が届く予定の日に限って勧誘が来たりするのである。毎度再配達してもらうわけにもいかぬし、こればかりはどうしようもない。
そのやるせなさに憤って、この記事を書いた。

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